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2013年 05月 25日

木曽へ。

関東では夏の暑さが到来しようとしているが、信州の空気は打って変わってカラリとしていた。
空が白み始める頃に木曽に到着した僕は、これまでに入ったことの無い本流に入ってみることにした。

水量は少なそうだが所々に淵があり、いかにも魚をストックしていそうだった。
瀬から淵へと水が流れ落ち、白泡を立てて一本の流れの筋を作り出している。

淵の上流に立ち、対岸下流にディープダイバーを着水させる。流芯を横切らせながら時折トゥイッチを入れる。リトリーブをする手が止まり、すかさずフッキングした。追いアワセを入れる。魚はなかなか浮いてこないが、サイズは良さそうだ。何度か潜られ、ようやく浮いてきたところを掬った。

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朝一から良型のイワナを手にすることができた。サイズは43センチ。幸先が良いスタートだ。

その後、上流の淵に移動して時間を掛けて攻めるがチェイスのみで食わせきれない。
そうこうしているうちに陽が水面を照らし始めた。

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本流の別の場所に入ってみることにする。
ここも淵と瀬が連続しており、一投目からアマゴが追ってきた。
活性高いようだが、なかなかしっかりとフッキングしない。
何匹か掛けて、ようやくランディングに持ち込んだ一尾。

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既に陽は高くなってきたが、まだ瀬から魚の反応はある。
流速がある瀬を釣り下っていくと所々でチェイスが見られ、尺には満たないが綺麗なイワナがヒットした。

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木曽のイワナらしく、白点が少ないヤマト系のイワナだろうか。鰭も綺麗だ。

午後はダムに行ってみたり、支流を探しにいったりととにかく車で走った。
釣りをしているより車で走っていた時間の方が長かったかもしれない。

夕方になり、今回の釣行の締めになる釣りがしたくなった。
本流にまた入っても良いが、やはり支流のアップストリームの釣りがしたくなって、
アマゴが釣れそうな開けた支流を探して入ってみた。

釣り上がり始めてからすぐに魚の反応はあった。
バルサ蝦夷に食ってきたのはイワナだった。
渓相はアマゴが釣れそうで、アマゴが好みそうな瀬から出てきたのでこれには意外だった。

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しかし再び釣り上がると再びイワナの影が。
かなり魚影は濃く、そこかしこからイワナが追ってくる。
サイズはそこまで大きくは無いが、あっという間に10匹ほどはキャッチできた。

時にイワナという魚はこういう釣れ方をする。
夕刻に一人で薄暗くなる渓流を釣り上がっていくところで、
イワナがここまで釣れると少し気味が悪くなってくる。
暗くなる前に川から上がって、帰路につくことにした。

帰る途中で本流上流で道路から近く、入れる場所があった。
そこでマズメの一発勝負に出ることにした。
大岩の脇をシンキングミノーをドリフトさせると、暗い中でも水中でギラッと魚が反転するのが分かった。
ロッドに魚の反応があり、すかさずフッキングしたがフックアップには至らなかった。
あの魚はイワナか、それともアマゴだったのだろうか。サイズは良さそうだった。

こういう出会いがあると次もまたこの川に来てみたくなるのだ。


Tackle
(本流)
Rod:エキスパートカスタムボロン EXC600ULX
Reel:セルテート2004CH
Line:スーパートラウトアドバンスVEP5lbs
Lure:スカリ50Sディープ、ボウイ50S
(支流)
Rod:エキスパートカスタムボロン EXC510UL
Reel:カーディナル3
Line:スーパートラウトアドバンスVEP5lbs
Lure:バルサ蝦夷45S、50S

by pioneerfield | 2013-05-25 23:19 | travel sketch


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