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2016年 04月 16日

慢心

流された。

以前はここを対岸まで渡ったこともあったし、水深も浅いように見えたし、何よりそこまで速い流れではないように見えたのだ。
しかし、実際には腰までの深さもあったし、足に受ける水流は重かった。
川幅の半分ぐらいまで進んで、これは先に進めないと気づいて方向を変えた時に徐々にウェーディングブーツの底が滑り始めてしまった。
ウェーディングスタッフで何とか堪えながら、一旦は体勢を持ち直したけれど、
分厚い流れを両足で受け続け、「これはもう流されるな」と分かってしまった。

ルアーを通せないぐらいの荒瀬を流れていった後は、足が着かないぐらいの深瀬になり、
何とか対岸の岩を掴もうとしたけれど、それも適わなかった。
が、運良く浅い流れのタルミでようやく足がついて助かった。

瀬の真ん中を流れていったら、さらに下流の淵に落ちていたかもしれない。
ウェーダーの中には水が入ってきたけれど、幸いロッドもリールも無事で、カメラも損傷していなかった。

全ては以前の経験からの慢心が原因だったと思う。
普通に考えれば分かるが、毎回毎回が同じ水位ではないし、見た目以上に水圧がある場所も少なくない。
方向を変えて戻るにしても下流側がさらに速い荒瀬になっていたら戻れるはずがない。
行けるか行けないかの判断が難しければ行くな、という鉄則を心に刻んでおかねばならないな。

慢心_d0000101_20254122.jpg


と、こんな危険な目に遭ったからといって特段、魚が釣れたかというとそういう訳でもなく、最大で8寸程度。

ちなみに今回は桂で頑張っていたけれど、下流は危険な場所が多いし中流の方はどこへ行っても釣人だらけだし、夕方には別の川に移動してしまった。

慢心_d0000101_20325860.jpg


この川は魚は全体的に小さいけれど、数が多くてミノーも積極的に追ってきた。
最後に癒された気分だった。

真剣に釣りに取り組むのは良いけれど、慢心は禁物。今回は反省しなければ。
やはり安全が第一ですね。


Tackle
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC560ULX
Reel:カーディナル3(パワーズファクトリーチューン)
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション4lbs
Lure:蝦夷50SD、試作YM-2 50HS、YM-1 45S

by pioneerfield | 2016-04-16 23:37 | travel sketch


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