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2008年 04月 26日

北関東二川

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北関東を流れる二本の河川、鬼怒川と那珂川。これらは本流ヤマメの名川として知られており、しばしば雑誌などにも登場している。これまで、栃木の川へは行ったことがなかったこともあり、今回は下見の目的でこの二本の流域に足を踏み入れた。

深夜の東北道を北にひた走り、まずは鬼怒川を下流から見て回る。雑誌やテレビ番組などで見たことはあるものの、実際に見るとその広大さに戸惑う。そして、一見するとどこを攻めてよいのか分からない、石を敷き詰めた河原から形成される流れ。これは想像以上に難しそうだ。一通り、橋の周りの入渓できそうなポイントに車を停めて、ウェーダーを履かず、ロッドも持たずに歩いていく。佐貫頭首工から上流は比較的攻める場所が分かりやすそうで、自分的に得意そうな釣り場が続いている。

ところどころ、河原へ車で降りられるポイントがあるのだが、車高が高くはないため、断念せざるを得ない場所も多い。こういう場所は、車を停めやすい場所に一旦置いてからひたすら歩いて入川しなければならないだろう。まずは下見、ということなので、鬼怒川はこの辺にしておいて、那珂川へ向かう。

那珂川は鬼怒川と渓相も違っており、大岩な点在する「いかにも」といったポイントが多く、見ていても釣れそうな川だった。個人的にこういった川が好きだ。ここでとりあえず試しに釣ってみることにした。

まず最初に入ったのが、瀬から岩盤へと続くポイントの上流。瀬肩から下っていく。水温は12度と、瀬に魚が入っていてもおかしくない温度だ。念のためガンガン瀬にもミノーを通し、反応をうかがっていく。と、ガンガン瀬から少し反れた、流速が若干遅くなっている箇所をミノーが通ったとき、手元に確かな感触があった。

こんなにすぐにアタリがあるとは思わなかったので、焦ったが、流れに乗られながらも慎重にやり取りをする。魚のサイズは確実に30センチは越えている。自分よりも少し下流の緩やかな流れに誘導し、河原へずり上げようとしたとき、フックが外れた。

いったい魚種は何だったのだろう。もしもヤマメだったら、結構良い型だった。しかし、魚はいることが確認できた。この周辺はあとでまた探ってみる必要がありそうだ。が、ひとまず今回は下見だ。車で上流まで走り、所々、本流のポイントをチェックする。季節は5月になろうとしているが、6月から7月にかけての盛期には遡上ヤマメが狙えそうな場所が数多く点在する。那珂川は、目立ったダムなどがないため、遡上魚狙いのゲーム展開が面白そうな川だ。

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やったぜ!ババカジカだ!


さて、一通りポイントを見終わった後、先ほどバラしたポイントの少し上流の瀬に入ってみることにした。流速としてもトラウトが着きそうな瀬で、案の定流芯で「ゴン」とティップが持っていかれた。今度はバラさないように、最新の注意を払い、寄せてくる。ヤマメであればサイズは良いはずだ。

北関東二川_d0000101_19261549.jpgしかし、寄せてみると意に反してニジマスだった。那珂川といえばヤマメ、というのが頭にあったため、これには苦笑した。しかし初めての河川での一尾は貴重だ。これまで、この釣りでノーフィッシュだったことがないというのが奇跡的なのだが、今回も何とか魚の顔は見ることはできた。おそらく、数時間前に下流でバラしたのもニジマスだろう。いや、決してヤマメではなかったと信じよう。

さて、今回は北関東の二大河川、鬼怒川と那珂川を見てきたが、充分日帰りで釣行できる範囲内の河川だった。と、いうことで次回からの候補に入れておくとしよう。


Tackle
Rod:サーフェイストゥイッチャーSTS-77Si
Reel:イグジスト2506
Line:アヴァニシーバス0.8号+フロロカーボン1.75号
Lure:ツインクルミュート65

by pioneerfield | 2008-04-26 23:03 | travel sketch


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