2012年 12月 01日 ( 1 )


2012年 12月 01日

師走の鱒

12月に入って、いよいよ冬らしくなってきた。
気温は急に下がり始め、標高の高い箱根は先週末とはまったく違った寒さだった。

春の特別解禁とは異なり、一日釣りをしてバイトは1回か2回。釣れても1尾か2尾。
けれどこれまでの釣行で釣れた魚を見ると、鰭が回復して野生らしさを取り戻した鱒ばかりで、
渓流がクローズしたこの時期に価値ある一尾を追って自然のフィールドでロッドを振れることが嬉しい。

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水温も徐々にではあるけれど下がってきているようだ。
そろそろゴアテックスのウェーダーでは厳しくなってくるので、
駐車場でネオプレーンウェーダーを履いた。

先週末にボートで色々なポイントを回ってみて、ショアから入れる場所をいくつかチェックしていた。
朝入るのはそのうちの一つだ。

まだ夜が明けない暗い夜道を駐車場からしばらく歩いて湖岸へ下りる。
既に他のアングラーも何人か準備を始めている。

ミノーで表層を狙っていく。
時折、沖で鱒らしきライズが見られるが、ミノーで届く距離ではない。
稀に近くでもライズが出るが、ライズが出た場所にミノーをキャストしてもバイトは無かった。

陽が出て明るくなるにつれてライズは見られなくなった。
こうなるとミノーでは厳しそうなので、場所を移動してメタルジグでボトムから中層を探ってみる。
風が吹いてきて水面がざわついてきたのでコンディションは良さそうだが、反応は無い。
対岸へ移動してジグで探りを入れてみるが、こちら側は風が当たっていないし、さらに予想外の雨が降ってきた。

集中力も途切れてきたので、一旦車に戻って仮眠を取り、午後2時頃になって再開することにした。
空はさっきの雨模様とは打って変わって晴れ間が見えてきた、
陽が傾き始めた午後3時頃に風が当たる側をミノーで探っていく。
午前中と同じくコンディションは良さそうだが、反応は全く無い。
夕マズメに回遊してくる鱒を狙って、朝に入ったポイントに再度入って粘ってみることにした。

山の際に陽が隠れると徐々に暗くなってくる。
ライズも見られなくはないが、朝ほどの数ではない。
115ミリのミノーを投げ、ショートジャークを加えながらリトリーブしてくる。

ジャークを加えた直後、リールを巻く手が一旦止まった。
反射的にフッキングしたが、乗せられなかった。
貴重なバイトを逃してしまったことにうなだれたが、魚は回ってきている。
再び115ミリのミノーを投げ続けた。

既に周囲がよく見えないほど暗くなってきた。
ショートジャークを5回入れリールを巻いた時、ロッドティップが押さえ込まれた。
スピードはないが、重々しくトルクのある引きだ。
寄せてくると、予想していたよりも太々とした鱒がミノーをガップリと咥えていた。
そのままネットには入れずに、浅瀬まで移動させランディングした。

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秋の芦ノ湖の雄、ブラウントラウト。
54センチの長さはもとより、その太さと回復した尾鰭が特徴の、価値ある一尾。
同じ県内にこれほどのコンディションの鱒を擁するフィールドが広がっていることを、
僕はあらためて知った。


Tackle
Rod:トラウトファイナリストTF-E74MHS
Reel:セルテート2500
Line:TDセンサーエディションⅡ8lbs
Lure:Beatup115

by pioneerfield | 2012-12-01 23:06 | travel sketch | Trackback | Comments(3)