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2006年 08月 26日

八ヶ岳へ

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前回の最後に記述したとおり、今回は中央道を使い、八ヶ岳へと向かう。清里周辺の高山地域を流れる河川でイワナを中心に狙ってみようと思った。

朝から雨がパラついていたが、それよりも厄介なのが濃霧である。行き慣れない土地で濃霧にあうと、車の運転も大変だし、何しろ道路から川が見えない。地図を頼りに橋の上から川を見ようとするのだが、音だけ聞こえて川までどれくらいの高低差があるのか分からない。しかし川沿いには遊歩道が設けられているらしく、それを伝ってどうにか川まで降りることができた。

早速開始すると、すぐに20センチ弱のイワナがヒットしてきた。初めての川なのでどうなることかと思っていたが、幸先はよさそうだ。続いて釣りあがって行くと、コンスタントにイワナのチェイスが見られる。このあたりは標高が1000mを越えており、この川自体も2000m級の山から流れ出ているものなので、イワナには丁度よい水温だろう。それに加えて朝からパラパラと降っている雨がイワナたちの活性をあげているに違いない。

さて、一旦この川から上がり、別の支流に向かう。こちらの支流も源流といった雰囲気を持つ川で、連続した落ち込みがいかにもイワナの生息域を連想させる。いや、連想していたのも束の間、早くも考えていたとおりにイワナがヒットしてくる。魚影が濃い川だ。

平均すると20センチ前後が主体だが、時折25センチクラスがヒットしてくる。深い淵がないので、イワナのチェイス、ヒットの瞬間が一部始終目に入ってくる。これほど興奮度を上げるものはないだろう。それがあらゆる落ち込み下からほぼ確実に出てくるのだから、この川は行ける所まで行ってみたい。

d0000101_2424912.jpgところどころに堰堤があり、高巻きを強いられるが、堰堤を越えてもイワナは出てきた。大小含めて数多くのイワナをキャッチしたのだが、ニッコウイワナ系の魚がほとんどだった。この川は塩川の水系なので、ヤマトイワナの出現を期待していたのだが、ハイブリッドの個体でもそれらしい特徴は見つからなかったのが少し残念ではある。

ところで、ここのところこういった源流域でイワナを狙ってきたので、なんとなくではあるが源流域での釣り方が分かってきた気がしないでもない。要するに短いトレースラインのどこで食わせるタイミングを作ってやるかが重要なのだと考えている。これについてはそのうち解説したいと思う。

堰堤をいくつも越えたところで、ようやく退渓できるルートが見つかった。実を言うと、いざ上ってきたものの、再び川通しで戻るには大変な距離を釣りあがって来たのだ。その退渓ポイントより少し上流には、壮観な滝が現れ、先に進めなくなった。これまでのキャッチは20本を超えているだろうし、充分満足できたので、ここまでで切り上げることにした。

とにかく今回は初めての川ということで、不安な点もあったが、予想以上の釣果が出たようだ。欲を言えばもう少しアベレージのサイズが大きければよいと思うのだが、尺イワナの姿も確認できたので特に文句はない。次に来た時は周辺の他の河川もまわってみることにしよう。




d0000101_243128.jpgTackle
Rod:ジェイドミラーJCGS-56L
Reel:イグジスト2004
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション5lbs
Lure:アレキサンドラ50S

by pioneerfield | 2006-08-26 23:53 | travel sketch | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 13日

渓の夏休み

d0000101_20351150.jpg次の日の朝は登川の支流に入った。前日の雨による濁りは既に抜けていて、朝の川はたとえ陽が差していても清々しいほどの清涼感だった。その中を上がっていく。相変わらずイワナの魚影は濃い。教科書どおりの流れから教科書どおり魚が出てくるし、活性も良い。ヤマメも混じっているようで、小さいながらもすぐに数匹釣り上げて、いい加減釣り上がったところで川を変えた。

次は三国川を攻めてみる。笹にごりで少し水位が上がっているのだろうか。アップストリームでは攻めきれないので、攻め方をダウンに変えて釣り下っていくと、イワナのヒットがあった。ここも今日は活性が高いのだろう。いかにもヤマメが出てきそうな流れだが、ヒットしたのはイワナばかりだった。どうもここ魚野川流域は圧倒的にイワナの魚影が濃いようだ。今年前半の桂川ではイワナを殆どといって良いほど釣っていなかったが、やはり川が変われば魚も変わる。しかもここのイワナはヒレもしっかりしていて、小型と言えどもなかなかのファイトをする。最近、アップストリームの釣りをやっていたので、ダウンで掛けたときの引き味を味わってしまった。

さて、今日もどうやら支流を開拓していくことになりそうだ。次は毛渡沢の上流部に林道を通って入っていく。車止めまで行って入渓するのだが、どうもこの川は見た目開けすぎているような気がする。この時期はいつも木々に囲まれた河川を攻めてきたので、一瞬、「釣れるのか?」と言う疑念が浮かぶ。



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ところが、魚はそんな考えを打ち砕き、ほんの少しの深みから次々とミノーを追った。上流に堰堤があるようで、流れは細くなっているのだが、魚の反応は良かった。堰堤を越える頃には数匹のイワナを手にしていた。

堰堤から先は先行者がいて、攻められなかったが、この区間は次回のお楽しみとしておこう。また楽しみが増えた。

こうして、二日目は魚の活性の高い中過ぎていった。いつもこんな風に魚が出てくれると楽しいのだが、今回は前日に降った雨の影響が大きかったのだろう。次来たときもまったく同じ釣果が望めるかと言ったら、そうではないことは充分承知だ。まあいつも同じだったらきっと面白くないだろう。刻一刻と変化する自然条件の中で、試行錯誤を繰り返して魚を追っていくことに釣りの面白さがあると思うのだが、どうだろうか?魚を釣るのにも頭を使う。

さて、今回は二日間の余裕のある釣行だったが、なんかもう正真正銘の「夏休み」って感じで過ごした。余裕があったらテントを張って夕食を作ろうと考えていたのだが、雨の心配もあったし、今回も寝ずに高速を走ってきたので、あまりの眠さにそのまま車の中で寝てしまった。機会があったら是非やってみたい。とりあえずテント、寝袋は車の中に標準装備だし。

次回はそろそろ気分を変えて別の河川へ行ってみようかと思う。関越の次は中央道あたりで。


d0000101_20353853.jpgTackle

Rod:ジェイドミラーJCGS-56L
Reel:イグジスト2004
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション5lbs
Lure:アレキサンドラ50S, ツインクルミュート

by pioneerfield | 2006-08-13 23:41 | travel sketch | Trackback | Comments(3)
2006年 08月 12日

フリーストーン

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堰堤を越える。流れが細くなっていく。巨大な岩が前方に立ち塞がる。それをまた越えて上ってゆく。

その日の昼過ぎに入った川の上流は、今まで行った川の中で最も「源流」と呼べるものだった。自分の中にあった「源流」のイメージに近い光景、そしてちょっとした深みからも現れてルアーを追うのはイワナ。どこまで上っても、人の背ぐらいある滝を越えてもイワナはその先に居た。

その日も午前中に雨が降った。それも土砂降りだ。川は茶色く濁り、釣りができる状況ではなかったが、こんなことは前回も体験済みだ。この濁りが回復した後がチャンスだ。前回と同じ川に入るのもいいが、ここは新たなエリアを開拓しようではないか。外したときはショックが大きいが、それも釣りのうちだ。

雨が降った後だけにアブが出た。ネイビーの色の車はこんなときは最悪だ。黒い服を着ていないだけマシだが、手を何箇所か噛まれてしまった。

d0000101_2314847.jpgその川の上流はまだ行った事のないエリアだ。山道を車で走り、橋の近くから入って川を上っていく。すぐに堰堤にさしかかり、そこでイワナをバラした。この先も出る魚はイワナだろう。

複雑な流れと大岩があらゆる方向からのキャストを強いられる。時にはオーバーハングした木の下や、岩の向こうの淵に正確にミノーを投げ込んでイワナを誘い出さなければならない。源流は思った以上にテクニカルなフィールドだ。二倍は難しいが面白さも二倍だ。魚は一度しかミノーを追わない。一番良い場所にルアーを落とし、ミスのないコースと正確なトゥイッチが勝負を左右する。

狙って獲ったクオリティのある一尾。当然サイズが大きい方が良いに決まっているのだが、キャストからランディングまで全てが上手くいった末に手にした一尾は価値ある魚だ。

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日が暮れると怖いので早めにその川からは上がった。帰りがけにその川の下流に入ってみたが、増水した流れからはヤマメがよく出た。どれも小さいヤマメばかりと思っていたら、20センチそこそこの幅広のヤマメがヒットして、小さいながらも格好の良い魚体にこの川の豊かさが分かった気がした。明日はもっとスローに釣ってみようと思った。

by pioneerfield | 2006-08-12 23:12 | travel sketch | Trackback | Comments(0)
2006年 08月 05日

夏の鱒釣2006

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休日になると寝る間も惜しんで川へ行くのは常々だが、ここのところどうも要求が贅沢になりつつある。良型の魚がたくさんいて、なおかつロケーション的にも優れている川となれば、当然地元にはあるわけがない。そもそも地元からトラウトがいるような河川に行くには少なくとも2時間は車を運転する必要があるし、どうせなら移動の時間と高速料金が少し多めにかかっても遠くの川へ行こうとすることを誰が責められよう。

暑い日が続きそうな夏のある日に思い立ったように釣行計画を立て、例によって行く直前になってI君に連絡を取った。行き先はやはり魚野川流域だ。

朝に入った本流で小さなヤマメを手にし、日が高くなるにつれ増える鮎の釣り人を避けるように支流へと逃避した。いや、逃避というよりもただ単に二人して支流の釣りをしたかっただけなのだ。稲の緑が鮮やかな水田沿いの道を山へ向かって走っていくと、大岩の間を流れる川へ出た。山と水田と川のすべてが完璧に組み合わされた景色に昼間から感動を覚えた。

d0000101_055944.jpg早速川へ降りて釣りを開始。残念ながらイワナ、ヤマメの宝庫とはいかないようだが、それぞれが魚をキャッチして、次へ。今日は支流を巡ろう。

次の細い川で、I君が綺麗なヤマメをキャッチした。ここの川のヤマメはどれも肉付きがよく、ヒレもしっかりとしていて格好が良い。こんなヤマメが釣れれば満足だろう。代わりといっては何だが、自分にも別の川で良いイワナがヒットした。サイズ自体はまあまあだが、体高のある魚は引きも強いので楽しめた。でも、前回雨の後に入ったとき程ではない。あの時は異常だったな。

夕方が訪れ、一匹のヒグラシが鳴き始めると、連呼して一斉に他の蝉も鳴き出す。日が陰る頃に入った最後の支流では、尺ぐらいのイワナが出た。写真を撮る前にネットの枠を越えて逃げられてしまったが、こういう細い支流にも魚が居るのは川全体に魚が豊富な証拠なんだろうな。

釣りを終えて水田脇の小道を歩く夕暮れ時が最も清清しい時間だ。夏のこの時間は個人的には一年の中で最も好きな時間だ。今回はやらなかったが、次回あたりは折りたたみのテーブルと椅子を持ち込んで、この時間を満喫しようかと思う。また夏の鱒釣りの楽しみが増えるな。これは。




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Tackle
(本流)
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロン STS-77Si
Reel:イグジスト2506
Line:スーパートラウトアドバンス6lbs
Lure:ツインクルTWS60

(支流)

Rod:サーフェイストゥイッチャーボロン STS-68Si
Reel:イグジスト2004
Line:スーパートラウトアドバンス5lbs
Lure:アレキサンドラ50S,ノースクラフト・ジュリア

by pioneerfield | 2006-08-05 23:45 | travel sketch | Trackback | Comments(0)