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2007年 02月 24日

Now,Here's the opened river! SAIGAWA

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犀川は千曲川の支流で、湧水の影響で年間を通じて水量・水温がともに安定している河川である。対象魚は大型のレインボーをはじめ、ブラウンやイワナなどの釣果が良く聞かれており、代表的なフィールドは信州・安曇野の流域だ。

積雪は無いものの、朝の気温はマイナス4度まで下がり、さらに北風が通り抜けるために体感温度は低くなる一方だ。暗いうちから現地に入り、事前に情報を得ていたポイントの駐車スペースなどを確認しながら夜明けを待つ。

最初は犀川橋の下流からスタート。ディープダイバーでボトムにコンタクトさせながら丁寧にさぐっていくが、思いのほか流れがあり、途中でバランスを崩してしまうため一定してボトムを攻められない。ミノーでは少し厳しい状況なのかもしれない。しかしこんなこともあろうかと、今回はボックスの中にスプーンを忍ばせてある。昨年、芦ノ湖に行く前に準備しておいたものだが、ミノーではコンタクトできないレンジまで攻略できるために今回ばかりは重宝しそうだ。

犀川橋から木戸橋周辺へと場所を変え、ディープダイバーに加えて、使い慣れないスプーンでも流す。ボトムを流すにしても、使い方がいまいち分かっていないのでロッドの角度、リトリーブ、ラインスラックの扱い方など、色々と試してみることが必要だ。最終的にはヒットさせないと、どの流し方が正解なのかは分からないが、これまでの冬の管理釣り場で培った経験と勘で最も良さそうなリトリーブを試していく。

木戸橋周辺でも魚の反応はなかった。駐車スペースに戻る途中、地元の人に挨拶すると、犀川橋の上流付近で放流していたとの情報が得られた。その情報を頼りきるわけではないが、初めて訪れる河川であるし、一通り色々なポイントを見てみるのも悪くはない。この犀川は便利なことに川沿いに道が走っているところが多いので、適当な場所で車を停めて川面を眺めると、瀬から続いて緩く、トロっとした流れに遭遇した。

朝の状況を見る限りでは、魚はこのような緩い流れに定位しているのかもしれない。スプーンを対岸の少し上流にキャストし、ボトムまで沈めた後にラインスラックを回収し、リトリーブをせずに下流まで流心を横切らせながら流していく。すると、流しはじめでロッドティップが持っていかれる感触があたった。とっさにフッキングすると、テンションが抜けた。今のは間違いなく魚の反応だった。うなだれている暇などなく、次のキャストに移るが、同じ場所でのバイトはなかった。

d0000101_16414934.jpg貴重なバイトを逃してしまったことに悔しさを覚えながらも、使い慣れないスプーンの流し方が正解だったことに自信を持ち、少し上流で再開。そして早速、着水後の巻き始めでヒットした。今度はがっちりと口に掛かっているようだ。ジャンプを繰り返すのを見ると、どうやらレインボーらしい。川での久しぶりの魚とのファイトを楽しみ、記念すべき犀川での一尾目をコンクルージョンでランディングすると、ジャスト40センチといったところだった。放流魚らしく、ヒレが傷ついていたが、初めて訪れた川で手にした一尾は貴重だ。写真を撮って手早くリリースすると、背びれを出しながら流れに帰っていった。



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その後、その少し下流でもさっきよりは小ぶりだが再びレインボーがヒット。今度はヒレもしっかりしていて銀ピカの魚体だ。そして何よりも良く走る。どうやらこのポイントは今日は叩かれていないようだ。

さて、昼ごろになって、車でさらに色々と回ってみることにした。ロッドは出さなかったが、下流のダムよりさらに下には盛期には良さそうな瀬が続いており、ダイナミックな渓相を見せている。良いシーズンに再び訪れたい所だ。



d0000101_16422323.jpg一通り回ってみた後、夕刻も近づいてきたため、ヒットがあったポイントの下流部に入ることにした。ここも同様に瀬から続いて流れが緩くなる。今日はスプーンを徹底して使ってみたい。これはこれで使い慣れてくると面白いもので、トレースコースを計算に入れながら流したりと、工夫が必要だ。ミノーと同様、流心を切ってU字の描き始めでのヒットをイメージしていると、実際にヒットしてきた。サイズは30センチを少し越えるぐらいだが、ここの魚は、強い。

日が暮れると気温は再び氷点下へと下がり始めた。さっき魚をランディングしたときに濡れたネットが凍り始め、寒さも限界に来ていたのでこの辺りで終了となった。川から上がるときにすれ違ったアングラーに、釣果を知らせると、「おめでとうございます」という言葉を貰った。他のアングラーもみんな厳しい釣果だったのだろうか。ともあれ、今年の旅のスタートはこんな感じだ。来週からは全国の多くの河川が解禁となる。この国ではほとんどの河川が半年という限られた期間しか開放されていない。その期間を存分に楽しもうではないか。


Tackle
Rod:サーフェストゥイッチャーSiボロン STS-77Si
Reel:イグジスト2506
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション6lbs
Lure:バックス5g

by pioneerfield | 2007-02-24 23:59 | travel sketch | Trackback | Comments(2)
2007年 02月 23日

ソリッド・タイム

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もうすぐ3月になろうというのに、暖冬に似つかわしくない寒波が来た。
基本的に冬は嫌いだ。冬よりも夏の方が嫌いな人がよく口にするのは
「寒いのは着込めば何とかなるが、暑いのはいくら脱いだところで暑い。」という言葉だが、
休日に外で過ごすことが多い自分にとっては、いくら着込んだところで
顔や手は感覚がなくなるほど寒いものは寒いのだ。

だから寒い日は家に籠って読書に耽ったり
道具を整理したりするのは何ら文句のつけようのない当然な過ごし方だと思う。
いくらなんでも気温は氷点下、その上強力な北風まで吹き荒れる中に
外に釣りに出かけるのなんて普通の人から見れば正気の沙汰じゃないだろう。

その上、睡魔と戦いながら深夜の高速道路を走り、
高い交通費を払ってまでして隣の隣の県まで行き、
釣れるか釣れないか分からない魚を求めて東奔西走、
帰りの高速でもサービスエリアごとに睡眠時間を入れなければ
とてもじゃないが運転なんてできない。
そんな休日を過ごせと言うのか?

そんな問いに対する答えは決まっているじゃないか。
それでも「書を捨て、野に出る」のだ。

僕らが得ようとするのは、より大きく、より多くの、より美しい渓魚たちであるが、それだけじゃない。
同時に求めるのは、草を掻き分け、森の木々の間を抜け、岩を登り、瀬音を聞き、
青白い流れに浸かり、深い谷底で迫り来る夕闇に恐怖し、
初めて見る風景に感動し、季節の移り変わりを目の当たりにするような濃密な時間なのだ。

2007年、今年も流れを旅する季節がやってきた。

by pioneerfield | 2007-02-23 12:53 | armchair troutist | Trackback | Comments(0)
2007年 02月 11日

東山道場ファイナル

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今回も朝、到着するとものすごい混み方だった。どうやら近くのショップのトーナメントが行われるらしく、朝からインプレッサは人で埋まっていた。仕方なく、というかいつもの流れで桟橋へ。水面にはコーホの群れが多く、それを狙って1グラム台のスプーンで水面直下を攻める。

何度かカラーローテーションしていくと、ブラウンの反応がすこぶる良いことが判明。薄暗い時間帯の水面はむしろいつも使うパステル系よりもこっちの方が良さそうだ。何発かヒットさせ、そうこうしているうちに日が昇ってきた。水面を日が照らすとコーホの反応は無くなり・・・と思いきや、まだ反応があるので軽めのスプーンを続ける。

しかし完全に日が昇り切るとコーホの反応は薄れた。ここでようやくボトムのレインボー狙いだ。ちなみに今回は全くと言っていいほど動けない。そのため桟橋のメリットが良く分かった。つまり桟橋は反対側も攻めれるということだ。一か所でひたすらキャストし続けなければならない状況で、目の前に食い気のある群れがあればいいが、そうそう甘くはないのが東山道場。キャストするスポットをこまめに変えながら、食い気のある群れのあるラインをひたすら攻め続けると、1キャスト1バイト状態に持ち込めた。

今回もいろいろカラーを試してみたが、ショッキングピンクへの反応が異常に良かった。が、バイトはあるのだが超ショートバイトが多く、なかなかフッキングへ持ち込めない。が、桟橋の釣っている逆の方向へとキャストするとなぜかフッキングに持ち込める。なぜだ・・・。夕方はほとんどNOA1.8gのショッキングピンクで食っていた。

さて、今回は休日の激混み状態の中でいかに数を伸ばせるか、色々勉強させてもらった。考えてみれば休日しか行けなくなった時点で最初から平日と同じ攻め方ではいけないことぐらい分かりそうなものだが、今回学んだのは、カラーローテーション以外のこともさらに考慮すべきだということだ。特にキャストするスポットをこまめに変えるとバイトが出たりするわけだから、シビアな状況下ではもっと考えて釣りをしなさい、ということだろう。

さて、東山道場もようやく第2シーズンを終えるかもしれない。次回は渓流がらみのエリアでようやく迎える解禁のトレーニングか?


Tackle
Rod:チューンドバックウォーターボロンBWS-68T
Reel:イグジスト2004
Line:PEわかさぎ0.3号+フロロカーボン3lbs

by pioneerfield | 2007-02-11 23:39 | travel sketch | Trackback | Comments(2)
2007年 02月 03日

東山道場スプーンローテーション特訓2

d0000101_22352292.jpg先週は釣りに行けなかった。多分3週間釣りに行けない日が続くと具合が悪くなりそうなので、今週は是が非でも行かねばなるまい。ちょうどI君と予定が合うので、どうせなら彼にもこの極寒の道場に入門してもらいたいものだ。寒波到来で御殿場の気温は間違いなく氷点下になる中、当道場の入門を勧めるのはどうかとも思ったが、当の彼はスプーニング専用のロッドを持っていなかったのに当日までに用意するほどの気合の入り方だったので、難なく入門できたみたいだ。

さて、今回は前回よりもスプーンの種類を絞って、カラーを充実させた。用意したのはNOA1.8g、アルフレッド2.7g、ロールスイマー2.5g、カーディフエリアスプーン2.5g、コンプ1.8g、2.3gだ。これをローテーションしてみる。種類は少なめに、カラーは豊富に揃える方針で行くことにした。まずはインプレッサのボトムを探る。さすがに1箇所で1つのスプーンで粘っていると、バイトが遠のくので、さっさとカラーローテーションをする癖をつける。一通りのカラーを試してみたが、どうやら今日はライトブラウン系に反応が良いようだ。ただし、これがズバ抜けて反応が良いというわけではなく、どのカラーでもバイトはある。バイトはあるのだが、フッキングに持ち込めるバイトには至らないのが多いようだ。

日が昇りきる前に数匹キャッチし、日が昇りきると、どのスプーンにも反応が無くなってきた。おそらく昼には放流が行われるはずなので、その間桟橋でボトムを狙おうとしたが、桟橋について1匹キャッチするやいなや、放流が始まっていた。ひとまず放流地点の近くに移動して、再開。放流直後なので中層でヒットがあるだろうと見込んでいたが、実際にはボトム付近での反応が良く、NOAを中心に、派手目なカラーから始めて、白系統のカラーまでこまめにローテーションしていった。ちなみに放流直後には良いサイズのニジマスがボトムでヒットしたほか、コーホ、サクラマスが混じった。

放流後の一時的な入れ食い状態は一旦治まると、東側のワンドに移動。今日の風向きでは、ここは風面になっているため、好反応が出そうだ。案の定、既に入っていたアングラーはコンスタントに魚をキャッチしている。表層からボトムまで探りを入れてみたが、ここもボトムでバイトが多発した。急激なかけあがりになっているので、浮き上がりにくいカーディフエリアスプーンとロールスイマーを中心に、一時は1キャスト1バイト状態が続いた。が、やはり掛かりが浅いようで、よくバラしてしまう。こういう場合はナイロンの方が良さそうだ。日が傾き始めると徐々に反応が薄れ、タイムリミットの5時を迎えることになった。

どんな釣りにも言えることだが、判断力を磨くことは、魚を相手にする上ではとても重要なことだと思う。常に移り変わる自然条件を観察し、それに見合った攻略法を展開することができれば、もっと魚に近づくことができると思うのだが、なかなか一筋縄ではいかない。判断力を磨くためにはひたすら経験を積むことでしょうな。まだまだ道場通いは続く・・・。

と、言いたいところだが、ひとまず2月一杯で中断して、3月からはいよいよストリーム編の開幕です。開幕なのですが、忘れていて今日の東山の帰りにNOA1.8gを購入しまくっていたし・・・。まあ次回使いますんで。


Tackle
Rod:チューンドバックウォーターボロンBWS-68T
Reel:イグジスト2004
Line:PEわかさぎ0.3号+フロロカーボン3lbs

by pioneerfield | 2007-02-03 22:29 | travel sketch | Trackback | Comments(2)