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2007年 06月 23日

ある晴れた日の釣り

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行きの車の中で相変わらず冗談交じりで話していたのだが、釣友I君の晴れ男度合いは折り紙つきだ。とにかくI君と一緒に行く日は晴天のことが多い。過去、何度も一緒に釣行しているのだが、雨が降ったのは2回ぐらいだった気がするし、彼自身、一人で釣りに行くときも晴れる確率が圧倒的に高いらしい。

d0000101_22141253.jpgそういうことで梅雨にもかかわらず晴天となった今回の釣行だが、前日には降雨があったようで、水の具合はまあまあだった。日が高くなると開けた川は不利になりそうなので、シェードの多い山岳渓流にイワナを狙いに行く。落ち込みの白泡からイワナは出てくるし、ミノーには積極的にアタックしてくるのだが、掛かりが浅いものが多く、何回もバラしてしまう。ようやくキャッチできたのは結構な行程を経た後だった。イワナは川によって色が違うというが、ここのイワナは濃いオリーブ色の体色に、くっきりした白斑が特徴的だ。



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今日の釣果はこんなものだった。午後には別の支流と本流を釣ったが、特筆するような釣果は得られなかった。まだまだ読みが浅いようだ・・・。

とにかく釣りというものは不確定要素が多すぎる趣味だと思う。釣りに行っても魚が確実に釣れる確証はないし、そもそも天候次第で釣り自体ができないことも多い。今まで、苦労して遠出したにもかかわらず天候のおかげで全く釣りができなかったことはないが、それに近い状況は幾度となくあった。川が泥濁りになってしまってはさすがに手の施しようがないわけで、お手上げ状態である。逆に、突然の雨が、それまで沈黙していた魚たちを動かした事も幾度となくある。つまりは運も味方につけないとおいそれと魚は釣れてくれないのである。状況判断に長ければその差も縮まってくるのだろうが、結局のところ我々アングラーは魚のやる気に左右されている。

確かに確実に釣りができて、魚が釣れてくれれば御の字なのかもしれないが、自分自身そういった約束された楽しみを求めているわけではない。決まりきった楽しさなど、他の趣味に任せておけば良いのだから、刻一刻と変わる自然に溶け込んで行方不明になるのが自分の週末の過ごし方なのだ。今回のように全く駄目なことも多いが、その半面で、今まで体験したことのないような釣果に恵まれるかもしれないのが「釣り」というものではないか。だからこそ釣りはこの上なく愉しい。越後の清冽な流れに浸かりながら、最近そんな風に思うのだ。



Tackle
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-501Si
Reel:イグジスト1003+RCS2004スプール
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション5lbs
Lure:SKミノー50SD

by pioneerfield | 2007-06-23 23:06 | travel sketch | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 17日

思い立つ、すぐ行く、釣って帰る

月曜から風邪を引いてしまった。さすがに土曜に川に入ったら来週も直らなそうなので、今週末はウェーディングシューズを修理に出しに行って、夜に平作川でセイゴと戯れていた。

が、明けて日曜日。当初はエギをしゃくりに行こうと考えていたのだが、思いのほか南西が強かったので、急に思い立って管理釣り場へ行くことにした。何故だかは分からないが、とにかくひたすらニジマスが釣りたくなったのだ。しかも午後からである。家を午後1時前に出るのだから、当然ナイターまでやる。沼津まで高速を飛ばして2時間弱で着き、柿田川フィッシュストーリーで急遽エリアフィッシング開始となった。

とりあえずとり急ぎでタックルを用意してきたので、1003番のリールにナイロン3ポンド、ロッドに至っては501という、源流仕様。これでひたすらスプーンを投げていた。さすがは柿田川、パワーのあるニジマスが多い上に、しょっぱなから50センチ近いのを掛けたので、幸先は良かった。1グラム以下のスプーンの水面直下スーパーデッドスローリトリーブで、比較的サイズの良い魚が食ってきた。

夕方になると水面に反応が出始めたので、しばしトップウォータータイム。エルフィン・クリケットでボコボコと出た。しかしまあフッキングしないな・・・。

さて、夜になるとようやくスーパー入れ食いタイムとなった。NOA1.8gの夜光が炸裂して、1キャスト1フィッシュ状態が続いていたのだが、途中でラインブレイクしてしまったので、帰路についた。思い立って行った割には楽しめた。たまにはこういうのもありだな。


Tackle
Rod:サーフェイストゥイッチャーSTS-501Si
Reel:イグジスト1003
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション3lbs
Lure:マーシャルトーナメント、エルフィン・クリケット、NOA他

by pioneerfield | 2007-06-17 22:05 | travel sketch | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 12日

今年のブーム

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自分は結構ルアーチェンジをしない方だと思う。特に最近は使うミノーも限定されてしまっているし(と、言う割には持っていくボックスにはミノーが詰まっている)、一箇所で粘る釣りをあまりやっていない。特にショートスポットが多い山岳渓流では、最初のキャストで一番良いレーンを通さなければそもそも魚が食ってこない。一度ミノーを追わせてしまったイワナは相当活性が高くない限り次はないのですよ。

で、使うミノーには年々マイブームがある傾向。一昨年はツインクルで、昨年はアレキサンドラだった。いまだにこの二つは良く使うし、泳がせられるレンジも違ってくるのでそこかしこで出番が多い。具体的に言うと、ツインクルは魚が表層近を意識している時に使う。特にヤマメに対してはあの動きが向いていると思う。一方、アレキサンドラはツインクルよりも多少レンジが下で、かつ「点」で誘いを掛ける釣りに向いている感じなので、特にイワナ狙いで絶大な効果を発揮していた。昨年はもうアレキサンドラしか使ってないんじゃないか、という勢いで使っていたのだが、年が変われば好みもまた変わるわけで、今年のマイブームが来たわけである。

SKミノーが発売されてからもう何年か経つわけだが、ツインクル狂だった自分にはどうも手の出しにくい一品だった。だってツインクルより1,000円高いし・・・。今年になってショップで安売りをしていたので試しに買って使ってみたが、これが何とも言い尽くせない使用感だった。現在使っているのは5センチのSD(シンクロディスタンス)というモデルだが、まずツインクルよりもレンジが深い。そして飛び出しにくい。これなら山岳渓流のイワナ狙いでもいけるんじゃね?と、思っていたら、やはり結構いけました。どっちかというとダウンクロスで使っていたのでアップストリームは苦手なのかと思っていたら、これが意外にハマった。ピンスポットでもよく動いてくれるミノーだ。

さて、アレキサンドラの性能を充分に発揮できるのがジェイドミラーなように、SKミノーの性能を発揮できるロッドの一つがufmの誇るトラウトロッドの先鋭、サーフェイストゥイッチャーボロン・マウンテンストリームモデルである。このロッドを使い始めて間もないが、バルサ、ウッドなどのミノーとの相性が抜群に良いと思う。ティップだけじゃなく、ベリーからバットまで曲げてトゥイッチを加えられるのはスーパースティンガーと同様だが、スーパースティンガーが上級者向けなのに対して、サーフェイストゥイッチャーは断然扱いやすい。ストリームトゥイッチャーとはまた別な感覚で、細くてしなやかでシャープな(?)今までにない感覚だ。魚を掛けると流麗なベンディングカーブを描くのは感動的だった。トラウトも「曲げて獲る」らしい。

「本製品への適合リールは2000番クラスを中心サイズとしたイグジストなどの軽量タイプのスピニングリールです。」と、ロッドの取説に書かれてあったので、2004を付けるところだが、どうせやるならアップストリーム専用にカスタマイズされたイグジストを使おう、ということで1003にRCS2004スプールを取り付けた。35mmのハンドルは手首だけでクイックに回せるので、まさにアップストリーム仕様。そして多分最軽量になっているはずだ。

しかし、これらタックルは置いておいて、何といっても今年使い始めてその必要不可欠さを認識したのは、ウェーディングスタッフだった。流れの押しの強い本流では当然使うが、今回の山岳渓流でも、岩の上を歩いて下るようなシチュエーションでは絶対に必要だと感じた。やはり足場を三点で支持できるのはそれだけ安全だということだ。川では、自分自身で気をつけていても絶対に何かが起こる。過酷は楽しいのかもしれないが、危険は楽しくないのである。

by pioneerfield | 2007-06-12 14:10 | T-Impression | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 09日

山岳渓流

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その川の堰堤を越えると、あとはもう、広葉樹に囲まれ、岩の間を縫って清冽な水が流れ落ちる山岳渓流だった。

さっき通った堰堤下では数匹のイワナが相手をしてくれたから、きっとこの先にも先行者はいないだろう。ならばあせる必要はないのだから、丁寧に遡っていくことにしよう。

ふと遡行する足を止めて辺りを見回すと、流水の音のの合間にハルゼミの鳴き声が聞こえ、ところどころにタニウツギの花が咲いていた。

d0000101_12273332.jpg早朝はこの川の中流を釣ったが、イワナの反応は良くなかった。そこで、早々に切り上げて、先行者が入らないうちに上流域に行ってみることにした。途中でよく立ち寄る支流へ入ってみたが、既に誰かが入った後だったらしく、魚のチェイスは見えなかった。そこで、林道を走ってさらに上流へ行くことにした。ここから先は道がないので、先行者がいなければ、入渓点から先は自分の領域となる。幸い駐車スペースには車がなく、最初の淵でイワナの反応もあった。

高低差が激しいと遡行に苦戦するが、釣り自体も面白くなってくる。狙うスポットに正確にキャストして魚を引き出してくる感覚は、釣りというよりも狩りといった感じだ。一投一投に緊張が走る。それに応えてイワナが出てくるのだから、どこまでも遡り続けたくなってくる。



d0000101_12281525.jpgしばらく行くと、目の前に滝が現れた。その上も上れないこともないが、さらに高低差がきつくなってくるし、攻められるスポットが少なくなってきたので、下ることにした。尺には満たないが良いイワナが出たことだし、何より山岳渓流の釣りを久しぶりに楽しめたことで満足がいっていた。

午後は今まで行ったことのない場所を廻ろう。まずは本流の上流域に入ってみる。魚野川の本流域は放流が行き届いているせいか、ヤマメの稚魚がそこかしこで見られる。水深のあまりない瀬が中心の場所を釣り下っていくと、早速ヤマメの反応があった。キャッチした一尾は幅広な魚体で、雪代の中で育った力強い引きを見せた。何度か同サイズのヤマメがアタックしてきたが、ハリ掛かりが浅く、バレてしまった。この周辺の本流はイワナとヤマメが混生しているが、やはりこのような流れにはヤマメが定位している。午前中の山岳渓流の釣りとは違って、広範囲を攻めていく必要がある。イワナは点で、ヤマメは線で釣るとはこのことである。



d0000101_12283757.jpg夕方に差し掛かって、下流部の支流を廻ったあと、再び本流へ入った。下流域は川幅が広く、一見どこを攻めてよいのか分からなくなる。どうもこういった場所は苦手意識がある。しかし、釣り始めてしばらくすると、流心脇のヨレをミノーが通ったときに明確なバイトがあった。反射的にフッキングすると、小気味よい引きとジャンプを見せる。どうやらニジマスのようだ。サイズは30センチにも満たないが、本流の太い流れの中で掛けるのが面白いのだ。こうしてみると本流も捨てがたい。

これから夏にかけて、山岳渓流へと足を運ぶ機会が増えてくるだろう。魚野川では7月から鮎の解禁なので、朝のうちに本流を釣って、さっさと山岳渓流へと身を隠したい。岩を登って流れを遡るのは過酷だが、この過酷が楽しいのだ。




d0000101_12305114.jpgTackle
(山岳渓流)
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-501Si
Reel:イグジスト1003+RCS2004スプール
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション5lbs
Lure:SKミノー50SD
(本流上流域)
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-56Si
Reel:イグジスト2004
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション5lbs
Lure:SKミノー50SD
(本流下流域)
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-77Si
Reel:イグジスト2506
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション6lbs
Lure:ツインクルTWS75

by pioneerfield | 2007-06-09 23:58 | travel sketch | Trackback | Comments(0)