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2007年 09月 23日

最後の尺岩魚

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このイワナは今回の釣行でI君が手にした尺イワナだ。早いもので彼と一緒に釣りに行くようになってから3年ほど経つのだが、桂川以来、念願の尺物を手にしたというわけだ。

一方、こちらは行く先々で先行者の影があり、ようやく小さなヤマメとニジマスを手にしたのみだった。最終釣行としてはいささか不満が残るが、今年は本流で尺ヤマメを手にしていることだし、本流の釣りが面白くなってきたので来年へのモチベーションを保ったまま終われるわけだ。

さて、今年のまとめだが、なんだか今年は夏に2ヶ月間も川に行っていなかったせいもあって、あまり釣りをしていないような気がする。とは言ってもオフショアや海外遠征をやっていたので実際には釣りに行っていなかったわけではないのだが、昨年のように良型イワナを連発したり、一日中イワナが釣れ続けたり、ということはなかった。初夏から本流の面白さに目覚めて、1日数バイトしかないような釣りでも我慢できるようになってきたので、来年以降も本流探索は続けると思う。

ただ、魚野川はやはり人が多い。とは言うものの、しばらく魚野川は通ってみても良いかもしれない。他の河川をやってみるのもありだけど、本流らしい本流の釣りができるのはやはり魚野川だろう。あと2月に行った犀川も気になるので、来年もまた犀川から始めると思う。

さて、この先は毎年恒例の「東山道場」が開幕される予定。今年はW師と一緒に行けそうな様子なので、もしかしたら色々とテクニック面での上達が見込めるかもしれない。

by pioneerfield | 2007-09-23 23:12 | travel sketch | Trackback | Comments(2)
2007年 09月 18日

秋岩魚

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これぞ秋のイワナ、という風体。体色が濃く、顔が黒くなってくる。


気付くと今年の渓流のシーズンもあと少しで終わりになろうとしていた。川には二ヶ月以上も行っていないし、そろそろヤマメやイワナも色が変わりつつある季節なので、魚野川の支流へと急いだ。

二ヶ月間も川へ行っていないと、川の歩き方やロッド操作の感覚を取り戻す必要がある。まずは登川の上流から開始してみる。さすがは禁猟間近とあって、ところどころで先行者の車が見られる。遡り始めてから1時間、ようやく堰堤下で最初のイワナと出会えた。20センチほどだが、久しぶりに見るイワナだ。魚野川のイワナは小さくとも綺麗な魚が多いのだ。

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登川は清水集落周辺から入った。川沿いは既に穂をつけたススキで一杯だった


三連休というだけあって、めぼしいポイントはどこも人で一杯だろう。行く前から予想はしていたので、半ばシークレットと化している小沢へと分け入った。ここはルアーの独断場だし、イワナのストック量も多い。水深がある落ち込みには必ずといってよいほどイワナが着いていて、久しぶりの遡行を楽しませてくれる。

しばらく行くと、いかにも良型が出そうな落ち込みに遭遇した。ミノーを投げて探りを入れると、数匹のイワナが追ってくるのが見える。何度か角度を変えて攻めてみて、ようやくヒットしたのが冒頭のイワナだった。黒くなり始めていて、いかにも秋の風体だ。この秋岩魚と出会えたところでひとまず支流の釣りは終わりだ。

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今回は魚野川の本流には入らず、湯沢から山を一つ越えた清津川へと行ってみることにした。昔、かぐら・みつまたスキー場にはよく来たものだが、みつまたロープウェイの直下を流れる川がこの清津川だ。水量は意外にあって、釣り始めると早々にヤマメがヒットしてきた。どうやらヤマメの魚影が濃いようだが、時期的にガンガン瀬というよりも少し水深のある早瀬に魚が多いようだ。何度か良型のチェイスが見られたが、ヒットしてきたのは小型ばかりだった。

来たことのない川なので行けるところまで行ってみたかったが、周囲が薄暗くなってきていたので、急いで戻ることにした。退渓ルートがあるか分からないため、あまり深入りするのは危険だ。車に戻って片付けをしていると、雨が降り始めた。湯沢へ戻る途中には土砂降りになっていた。早めに切り上げたのが正解だったようだ。


Tackle
(支流)
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-501Si
Reel:イグジスト1003+RCS2004スプール
Line:スーパートラウトアドバンスサイトエディション5lbs
Lure:SKミノー50SD
(本流)
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-68Si
Reel:イグジスト2506
Line:アヴァニシーバス0.8号+トルネードVハード1.75号
Lure:SKミノー50SD

by pioneerfield | 2007-09-18 23:46 | travel sketch | Trackback | Comments(2)
2007年 09月 02日

Top End Outbacker

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この時期になると忙しさも一段落つき、夏休みが1週間取れそうだった。釣行計画を直前に立てるのは例に拠ってのことだが、1週間の休みとなるとさすがに迷ってしまう。休みを2週間前に控えてからもどこに行くかは決まっていなかった。東北や北海道に行くのも考えたが、どうせなら釣れるか釣れないか分からないギャンブル的な釣行をしてみようと思っていた。行き先はオーストラリアの北端、ダーウィン。この町をベースに周辺でバラマンディを追う旅である。

海外釣行というと日本から数人でツアーを組んでいくのが一般的なのではないかと思うのだが、あいにくこの時期にまとまった休みを取れる人はいないので、単独釣行となる。ちなみに単独で2~3日のフィッシングサファリを組むと、とんでもなく高額になるため、これは却下。しかしフィールドが広大すぎるため、ガイドフィッシングでないと魚に出会える確率は低い。そもそもボートが必須なので、ひとまずダーウィンに着いてからワンデイ・サファリのツアー情報を集めてみることにした。ワンデイ・サファリとは、日本で言うところの乗合船のようなもので、3~5人の少人数で組むフィッシングツアーである。これならば単独釣行でも問題なくガイドフィッシングができる。

さて、ダーウィンまでの経路だが、ニューギニア航空機内で1泊。ケアンズへ入り、その日のうちにカンタスの国内線でダーウィンまで移動する。帰りはダーウィンを早朝に発ち、ケアンズを経由して同日の夜に成田に着というプランだ。ところが、成田でニューギニア航空のチェックインをする際に、帰りのケアンズ-成田間のフライトの出発時間が早くなるとのことだった。帰りのケアンズでのトランジットの時間をぎりぎりに取っていたため、これでは間に合わない。航空会社でもどのように処理をするのか決まっていないとのことだったので、ひとまず連絡先のメールアドレスを書き残して出発した。

南半球は冬である。ダーウィンはこの時期、乾季に入っており、湿度はそれほど高くはないが、それでも赤道に近いだけあって昼間の気温は30度を超える。ダーウィンに着いた次の日、前日に泊まった宿がいまいち満足がいかなかったので、別の宿を探すついでにツアーの情報を集めるべく、ツーリストインフォメーションへと出向いた。宿は丁度良い価格帯のシングルルームがなかったので、4人部屋のドミトリーに泊まることとして、問題はツアーだった。ダーウィン周辺に出るワンデイ・サファリの多くはメイリー・リバーの汽水域での釣りとなるため、行った日程では昼間の潮位が低く、釣りにならないという。めぼしいところをいくつかあたってみたところ、ダーウィン・バラ・ベースというガイドサービスは次の日(28日)に出るということだったので、まずはここを予約した。

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コロボリー・ビラボーンは思ったよりも広大だった。今回はここからスタートする。


次の日の朝、ガイドに宿でピックアップしてもらい、他の3人の乗客とともに、ボートランプまで走った。ボートランプに着く頃には丁度、壮大なアウトバックの夜明けを見ることができた。今回の舞台ははコロボリー・ビラボーン―ビラボーンとは、雨季には川と繋がっていた場所が乾季に取り残された沼のような水域である。しかし沼といっても見る限りは川のようであり、蓮などの水生植物が魚のシェルターとなっている。また、ジャビルーやペリカンなどの水鳥や、ソルトウォーター・クロコダイルの姿もそこかしこで見ることができる。確かにビラボーンならば川からは独立した水域なので潮の干満の影響は受けない。

さて、ようやくスタートフィッシングとなったわけだが、残念ながらキャスティングでの釣りでは難しいということで、ミノーのドラッギングでトライすることとなった。ある程度ラインを出し、ショアラインのウィード際をミノーをジャークしながら、ボートで流していく釣り方だ。使うミノーはバラマンディ狙いには欠かせないボーマーのロングA(15A)。タックルはひとまず持ってきたもので試してみることにした。

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ランディングはガイドのマークがボガグリップを掛けてくれる。小型だが綺麗なバラだ。


流し始めてすぐに同行者にヒットがあった。バラマンディはヒット直後に派手なジャンプをするため、フックアウトが多い。50センチを少し超えるぐらいではあるが、紛れもなく目的のバラマンディだ。そうこうしているうちに遂に自分のロッドが曲がるときが来た。ファイトの質は、見たところシーバスと同じようだが、体高があり、筋肉質の魚体を持つバラマンディの引きは瞬発力があり、そして重量感がある。ベイトリールのドラグを結構きつく締めていたはずなのだが、ズルズルと出て行く。サイズは50センチを少し超えるぐらいなのだが、この魚は強い。ようやくランディングに持ち込んで、ガイドにボガグリップを掛けてもらう。大きくはないが、記念すべき今回の1尾目だ。

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いたるところにクロコダイルがいる。間違ってもウェーディングなどしたくない場所だ。


乾季で湿度が少ないとはいえ、気温は40度近くまで上昇する。同時に水温が上がりきる午前中が勝負と見て、流し続ける。ほぼ一流しに一回は誰かにヒットがある状況で、魚影の濃さが伺える。トップエンドでのバラマンディの本格的なシーズンは雨季の終わり頃で増水した河川の水位が下がり始める3月から4月であるという。つまり乾季は必ずしも良いシーズンとは言えないようなのだが、それでもこれだけのヒットがあるのだ。

さて、しばらく流していると意外な魚がヒットしてきた。サラトガである。これも細長い魚体の割りに良く引く。そして派手なジャンプはバラマンディ以上である。ビラボーンではこのサラトガが釣れるとは聞いていたのだが、やはり初めてキャッチする魚は嬉しいものである。

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サラトガは一見引かないように見えて結構面白いファイトをする。トップに出そうな感じだ。


数匹のバラマンディを掛けたが、バラシが結構あった。フッキングをしっかりしようと追いアワセをしてみるのだが、ガイドに強いフッキングは禁物だと指摘を受けた。口が硬い魚ではないし、ラインもPEなのであまり強いフッキングでは口が切れるというわけだ。ちなみに日本から持ってきたロングAを試してみたのだが、どうもカラーが微妙に違うようで、ガイドから借りて使っている。フックはST-56の#4をセットしてきたのだが、これでは細いとのことで、さらに太軸のフックに交換している。なるほど、50センチを少し超えるぐらいのバラマンディでもミノーのフックアイが曲がるぐらいなのだから、細いわけだ。現にフロントフックにつけていたST-56は伸ばされていた。なお、ガイドの用意したタックルははラインをPEの50ポンド、リーダーは60ポンドを使用している。始めは明らかにオーバータックルかと思えたが、このビラボーンにはメーターオーバーのバラも生息しているとのことで、これがベストなタックルセッティングというわけだ。

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派手なジャンプをするのはシーバス同様。このジャンプで結構バレるのだ。


昼食後、午後には水温が高くなり、魚の反応は減ってきた。それでもヒットはあるわけなのだが、さすがに一日中抵抗の強いミノーをジャークし続けていると、腕も疲れてきて握力も弱まってくる。しかもそんな時にカウンターバイトがあるので、ロッドを持っていかれそうになる。この日キャッチしたのは最大で60センチ弱であったが、ひとまず目的は達せられたし、まだ日にちもあるので次に期待しよう。

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これでようやくキープできるサイズ。それにしてもどこから見ても格好の良い魚だ。


次の日はどこもツアーに出ないということだったので、再度ツーリストインフォメーションで明くる30日のツアーを申し込む。昨日とは違うガイドのツアーに申し込んでみようと考えていたのだが、結局次の日もダーウィン・バラ・ベースしか出ないということであったので、ここに予約を入れることにした。まあガイドの腕は良いので不満はない。

次の日の舞台も同様にコロボリー・ビラボーンである。ちなみにビラボーンに行く道の途中にはタバーンがあり、朝食をとってからボートランプへと行くのだが、ここにコロボリー・ビラボーンで釣られたバラマンディの記録が掲示されており、7月にはメーターオーバーがキャッチされているということだ。ちなみにガイドサービスは今回お世話になっているダーウィン・バラ・ベースということである。

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今年の7月にキャッチされたのは106cm35lbs!


昼間は40度近く達するアウトバックの気温だが、朝はボートを走らせていると寒い。とりわけこの日は霧が出ていた。先日と同様のポイントからスタートすると、すぐに同行者にヒットがあった。ジャンプをしないのでバラではないかと思ったが、意外にも60センチ後半ぐらいの良型だった。その後は自分にもヒットがあったが、小型であった。と、ここで同行者がターポンをヒットさせた。意外にもここにはターポンがいるようだ。サイズは大きくはないが、初めて見る魚だ。

タックルは先日と同様にGルーミスCBR756にカルカッタ201、ラインはPEの2号にフロロカーボンのリーダー35ポンドというセッティングだが、ベジテーションエッジぎりぎりをドラッギングしてくるとラインが細いのか、ゴミを拾ってきてしまうため、コントロールが困難だ。ある程度ラインを太くして、潜行深度を上にした方がヒット率が上がるのかもしれない。この日はガイドも操船をしながらミノーをジャークしていた。ちなみにダイワのサポートを受けているだけあってタックルはしっかりしているもので、ハートランドZの白疾風にミリオネアのブラックシープという渋いセッティングだ。これだけのタックルが揃っているならわざわざ日本からタックルを持ってくる必要もないのかもしれない。

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ビラボーンにはこうしたリリーパッドやウィードだらけだ。一見どこもポイントに見えるのだが・・・


さて、とりあえず1尾キャッチしたところで、スピニングタックルに切り替えた。というのも、先日の終わりにガイドに是非スピニングでトライしてみろと言われたからである。切り替えるやいなや、ヒットしてきたのはサラトガ。しかもこの間よりも良いサイズだ。ひとしきりファイトを楽しんだあと、ランディングした。続いて良型のバラマンディもヒットしたのだが、惜しくもボート際でフックアウトしてしまった。

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二日目はそれほどヒットは多くなかった。それでもようやく目的のバラをキャッチ。


この日は先日ほどのヒットはなく、その後はパラパラとヒットがある程度だった。やはりボトム近くをトレースしているのか、キャットフィッシュのヒットも多い。午後になると風も出てきて水温も高くなってきたのだが、それでもやっと最後にバラマンディをヒットに持ち込むことができた。サイズ的には決して満足がいくわけではないが、今回の釣行を締めくくる魚だ。ランディングしたあとも見入っていた。ここで今回の釣行は終了となった。思い立ってから出発までが急ではあったが、目的の魚は手にすることはできた。しかし、欲を言えばもっとサイズが欲しかったのと、やはりキャスティングで狙いたかったというのはある。それは次回までの楽しみとして残しておくとしようか。

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バラマンディとはアボリジニの言葉で「大きな鱗の魚」という意味だという。その名の通り鱗が大きく、いかにもアウトバックの魚という風体だ


とにかくバラマンディという魚は一度そのファイトを味わうと病みつきになりそうだ。オーストラリア意外でも東南アジアにも生息しているという情報も得ているし、きっと今まで以上に狙い方は広がってくるはずだ。

世界にはまだまだ我々アングラーが旅すべきフィールドが広がっている。


Tackle
Rod:Gルーミス CBR756, サイト6.4M
Reel:カルカッタ201, セルテート2500
Line:バリバス・キャスティングPE2号
Lure:ロングA(15A)



after the stream travel


次の日の朝、ケアンズへと飛んだ。というのも、結局ケアンズから成田までのニューギニア航空の日程は変更せず、国内線のダーウィン-ケアンズ間のカンタスを1日前のフライトへと変更したからである。そのため、ケアンズで1泊することになったのだが、ニューギニア航空のスタッフにケアンズでの滞在先を決めていないことを連絡すると、何と無償で宿を用意してくれたのだ。しかも手配してくれたのがここ。

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ケアンズ・コロニアル・クラブ・リゾートである。








大変です、リゾートです!前の日まで1泊27ドルのバックパッカーズに泊まっていたのとは比較できない。いや、したくない。



d0000101_23342825.jpgしかもこの部屋、一人で泊まるには無駄に広いんだが・・・。しかも夕食付きとは良いお取り計らいである。これはもうケアンズの町に出てからのお土産探しを手早く済ませて、プール際でだらだらと過ごしたい(ちなみに結構涼しいのでプールで泳ぐ程ではない)。そうは言ってもお土産を探し始めるとなかなか決められないので、結局宿に戻ってきたのは3時過ぎだった。が、それから充分リゾート気分を満喫した。

さて明けて9月1日、朝のニューギニア航空は予定通りに飛び、ポートモレスビーでトランジットすることになっているのだが、次のポートモレスビーから成田までの飛行機がなかなか到着せず、結局ポートモレスビーを発ったのが現地時間で4時少し前だった。しかもルートがいつもと違うために成田まで8時間以上のフライトということだ。と、いうことは成田に着く時間は・・・・・?いや、深く考えずにとりあえず寝ておこう。

で、成田に着いたのは午後11時過ぎだった。うーむ、当然ながら帰る術がないし。と、いうことは当然、またしてもニューギニア航空のお取り計らいがあるわけで、今回は品川プリンスに無料宿泊だった。泊まる場所は別にどこでも構わないが、朝、京急一本で帰ってこれる位置にあるのがありがたい。こうして別にたいしたトラブルもなく旅を終えることができた。さすがにもう荷物一式とか盗難に会いたくはないよな・・・。

by pioneerfield | 2007-09-02 07:24 | ST Expedition | Trackback | Comments(0)