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2009年 06月 20日

クオリティ・フィッシュ

今回も本流ヤマメを求めて利根川へ。

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前回は沼田周辺に入ったのだが、今回はそれよりも下った坂東漁協の管理区間へと入った。ここのところ雨が降りがちだったので、ダムの放水があったらしく、水位は上がっているようだった。「ようだった」というのは、この区間に入るのは初めてなわけで、平水時がどのような状況なのかが分かっていない。見て分かるのは岩についた水垢の状況で水位が上がっているらしい、ということだけだ。

水は笹にごり程度でトラウトを狙うコンディションとしての水色は最高である。一見浅そうだが押しの強い瀬を渡って、対岸の流心を攻める。

反応は1投目からだった。鋭角的な感触がロッドに伝わり、数秒後、魚はジャンプしてフックを外していった。おそらくニジマスだろう。どちらにせよ幸先の良いスタートである。

下流には下って行けないので、上流に歩いていき、適当なところで川へとアプローチする。今度は水深のあるトロ瀬という感じだが、大岩が点在していて、いかにもビッグトラウトが潜んでいそうな場所だ。

アレキサンドラ63ヘビーを、ストリームシャッドから前回良かったゴールドアユにチェンジする。こっちのゴールドの方がこの水色だと良く目立つからだ。狙いは的中した。が、バイトのみでフックアップしなかった。フックを前回使ったまま交換せずにそのままキャストしてしまったせいかもしれない。

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ショートバイトが多いのは魚がミノーを認識しづらいためか。少なくとも魚の反応があれば、徐々に戦略を煮詰めていける。車に戻る途中の瀬でダウン気味に流していたところ、バイトがあり、ようやく1尾をキャッチ。サイズは25センチほどだが、本流のヤマメらしく体高がある。

さて、ここから下流は川へと降りられる場所が限られてくる。それだけアングラーに攻められていない場所が多いということにはなるが、川へ下りられる場所は集中して攻められるので、多少の歩きは必要だ。瀬と淵が連続するポイントをややダウン気味のクロスで攻めていくが、反応はない。しかし、それよりもダウン気味にキャストして、リトリーブをほとんどせずにトゥイッチを加え続けていると、突然バイトが出た。残念ながらショートバイトに終わったが、今日のパターンが読めてきた。

次のポイントではショートバイトを確実に乗せるため、ロッドをノーマルのSTSからMN-Siへと持ち替え、フックもST-26からST-1.56へとチェンジした。キモはダウン気味にキャストして流れを横切らせるスピードを遅くし、魚にアピールする時間を作ること。濁りがあるのであまり速い動きだとミノーが認識されない。

最初のキャストで結果は出た。ダウンで流しきったところでバイトがあり、ティップが入る。フックが口から外れて背掛かりになってしまい、寄せるのに苦労したが、無事にランディングすると、パーマークが消えかかった28センチの良型であった。

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その後も同様のメソッドで25センチ程度のヤマメを数匹キャッチし、この日の釣りを終えた。サイズはそんなに良いものは出なかったが、初めて訪れた場所でパターンを見つけるまでのプロセスには満足している。最近感じるのだが、1日という限られた時間の中で自然を観察し、魚の反応からその日の状況を判断して釣りをしていくのが限りなく楽しい。誰かの情報を頼りに良い魚を釣ったり、数を釣ったりするのが面白くないわけではないが、それよりも自分が思い描いたゲーム展開が出来た時の方が充実した一日と言えるように思えるのだ。


Tackle
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-77Si, STS-701MN-Si
Reel:イグジスト2506
Line:アヴァニシーバス0.8号+リーダー1.7号
Lure:アレキサンドラ63HW

by pioneerfield | 2009-06-20 23:59 | travel sketch | Trackback | Comments(0)
2009年 06月 13日

群馬通い

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鳴き声はするが姿は見えない。そう思っていたら何故か道路にいた。エゾハルゼミ。


5月の末、鮎の解禁の直前に中津川での釣行で敗北してから2週間後、釣友のI君から連絡があり、ともに釣りに行くことになった。向かったのは先日の釣行で良かった片品川の流域である。

夜明け前にポイントについて、車の中で夜が明けるのを待つ。夜が明け始めるころに準備を始めて川を見るとひどい渇水だ。前回の面影もなく流れは平らになって、結局1回のチェイスのみで川を変えざるを得なかった。

今回はI君のポイント判断に一存することにして、片品川の支流に入った。流れは細いがイワナの魚影が濃かった川である。入渓点から上下に分かれて自分は下流へ。浅い流れを釣り下っていくと、すぐに瀬から魚の反応があった。小さいが、背中の紫が美しいイワナだった。

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背中の紫が綺麗なイワナ。ヒレピンでもある。


峠を越えて別の支流まで辿り着くと、前回訪れたときと同じようにハルゼミが静かに鳴いていた。道路沿いの適当な入渓点から入って、交互に釣りあがっていく。自分もI君もこうした支流の釣りを好んでいる。各所に魚の着いていそうなポイントがあり、そのうちの一箇所でI君が掛けた。放流魚のようだが、25センチはあるイワナだ。彼とはこの釣りを始めた頃から一緒に行くことが多いのだが、キャストからリトリーブ、魚とのやり取りを見ていると、数年前よりも随分上達している。この日もこの支流で何匹かのイワナを引き出していた。

d0000101_23394520.jpg自分の方も上達はしているのかもしれないが、ルアーを枝に引っ掛けてしまったりと、思うようなキャストが出来ない。ただ、今使っているロッドのおかげなのか、最近はピンスポットに入れられることも多くなってきた。そういうキャストが出来ることで初めて魚はルアーを認識でき、ヒットへと繋がるのだが。

支流の釣りを堪能した後は、利根川の本流へ入ってみることにした。既に雪代は取れてはいるものの、沼田インター近くの川の様子を見てみると、重厚な流れがあった。実際に足を踏み入れてみると、その圧力に絶えるのが精一杯だった。ウェーディングスタッフに体を預けながら瀬を横切って釣りを開始していると、下流で釣っていたI君が早速ヒットさせていた。

サイズはさほどではないがヤマメだった。パーマークもはっきりと見て取れるので居つきの魚のようではあるが、本流での貴重な釣果である。この場所は上流に先行者がいたため、すぐに場所を変えて車で上流へと向かった。川沿いに走る道から川を見ると、岩盤が続く瀬が見えた。釣人はおらず、しかもヤマメが好みそうなポイントが続いている。車を適当な場所に停めて、二手に分かれる。岩盤の上に乗ると、やはり流れは重く、何度も足を滑らせる。比較的流れの緩い場所にシンキングミノーを投入していくと、バイトがあった。

シングルフックだったので乗らなかったようだ。そこでトレブルにチェンジして一投。今度はフックアップした。が、数秒後、バレてしまった。サイズはさほどではないが、魚はいることが分かった。が、その後が続かず、移動することに。

車で移動中、さっきの瀬の瀬尻が気になった。流れも幾分か緩そうである。再度車を戻して入り直す。やはり流れの緩いポイントで、ルアーをピックアップしようとしたところ、待望のバイトがあった。魚はヤマメのようだ。流れの重圧に耐えながらロッドを曲げ、魚を自分より上流へと誘導して、ネットに流し込む。

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本流で掛けるとこのサイズでもやり取りが大変である。うっすらと銀化し始めている利根川上流の本流ヤマメ。


サイズは25センチぐらいとさほど大きくはない。利根川で釣りをするならもっと良いサイズを狙いたいのだが、本流でキャッチした貴重な一尾でもあった。

夕方にも何箇所か回ったが、さほどの釣果ではなかった。帰りは二人とも疲れ果てていたが、交代しながら運転して、何とか自宅へと辿り着いた。まだまだ暑くはなっていない時期なので釣りはしやすい。広大な本流を釣る楽しみがあるから、当分群馬通いは続きそうだ。


Tackle
Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-56Si
Reel:イグジスト2004
Line:スーパートラウトアドバンスダブルクロス0.6号
Lure:アレキサンドラ50S、50Sヘビー

Rod:サーフェイストゥイッチャーボロンSTS-77Si
Reel:イグジスト2506
Line:アヴァニシーバス0.8号
Lure:アレキサンドラ63ヘビー

by pioneerfield | 2009-06-13 23:50 | travel sketch | Trackback | Comments(0)