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2010年 05月 30日

南会津探釣記

「会津に行ってみたら?」

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5月下旬、狩野川の釣りがひと段落ついて次に行く場所を迷っていた僕に、よく行くショップのスタッフが教えてくれた。

会津。聞いただけで遠そうなイメージだった。うちからだと首都高を川口まで行くのに1時間半、そこから西那須野塩原まで2時間、そこから下道を2時間と、5時間半の道程である。
だが魚野川まで毎週通っていたぐらいなので魚野川+2時間と考えれば日帰りで行けそうな圏内でもある。まずは入って見て来ないことには何も始まらないので、とりあえず行くことに決めた。

豪雪地帯である南会津を流れる一本の本流、伊南川。雪代の収束以後、ヤマメが釣れ始めるという。渇水とは程遠い豊富な水量と、いかにもヤマメが好みそうな瀬が続いている。この日は朝の水温が9度とまだ低く、魚の着き場もトロ瀬が中心だった。

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釣れるサイズは最大で25センチ程度だが、どの魚も鰭がしっかりしていて、雪代を耐え抜いた証拠か、少し銀化がかっていた。それにしても釣っていてここまで気持ちが良い本流も久しぶりだ。同じ豪雪地帯を流れる魚野川に感じは似ているが、魚野川よりもポイントがはっきりしている印象を受けた。本流域は釣人の姿もあまり見られない。7月中旬の鮎の解禁後は鮎師で溢れかえるのだろうが、今はまだ静かなものである。

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午後のある時間、ある支流に入ってみた。ここも素晴らしい渓で、渓相の美しさはさることながらイワナの魚影が濃かった。ミノーをキャストして高速でトゥイッチしてくると、活性の高い小型のイワナが何匹か追ってきて、飽きない程度に楽しませてくれる。しばらく釣り上がって、本流域に戻った。

本流域では夕マズメまで相変わらずヤマメが瀬から出てきたけれど、納得のいくサイズはとうとう出なかった。まだまだ開拓すべき場所は多い。簡単に結果が出ない反面、自分自身で一から場所を探していき、一つ一つゲームを組み立てていくのが楽しい。南会津伊南川。遠いが通う価値はありそうな川だ。


Tackle
(本流)
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC-600ULX
Reel:カーディナル33
Line:スーパートラウトアドバンスダブルクロス0.8号+リーダー1.5号
(支流)
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC-510ULX
Reel:カーディナル3
Line:スーパートラウトアドバンスダブルクロス0.8号+リーダー1.5号
Lure:デンス50US, 蝦夷ファースト50SⅡ, アレキサンドラ50HW, Dコンタクト63

by pioneerfield | 2010-05-30 23:06 | travel sketch | Trackback | Comments(4)
2010年 05月 15日

狩野川での出会い

5月中旬。この日、僕は行く場所に迷っていた。桂川の調子が最近良さそうだという話を聞いていたが、狩野川の本流域と支流の一部は5月19日までしか解禁していない。結局、今年通いこんで、これまでの釣行でなんとなく掴みかけてきている狩野川の方が期待が持てるかもしれない。そう考えて夜明け前の東名高速を西へと向かった。

ところで最近、狩野川に行くようになってからよくチェックしているブログがある。そのブログは狩野川の支流のほとりに住む、あるイラストレーターのブログで、釣果の情報はもちろん、釣りや魚に対する強い思いが綴られている。この方の描く魚は、何度も雑誌で見ているけれど、我々釣人が思い描く「一番格好良い状態の魚」が写実的に表現されている。


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スタート直後の27センチ。これぐらいの魚でも満足なのだが・・・・



久しぶりに朝マズメに狩野川に到着して、支流の道路脇に車を停め、準備を始めた。本流からの遡上に期待し下流域に入って、ダウンクロスで流していくと、早速27センチほどのアマゴがヒットした。幅広で銀化した魚で、幸先の良いスタートを切った。ところどころに5,6センチ程度のアユが群れており、ポイントの雰囲気としては抜群だ。

下流には、この間、サツキマスと一瞬思わせられたウグイをキャッチした淵がある。この間よりも減水していて、流れは弱くなっていたが、とりあえずルアーを通してみることにした。表層では反応が無いため、さらにヘビーなミノーにチェンジして中層以下を通すと、ロッドに反応があった。

ロッドは6フィートを使っているので、ランディングには余裕があった。足元まで寄せて、ネットで掬うと、良いサイズのアマゴのようだった。


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先日ウグイを釣った場所から、今度はアマゴが出た。31センチ。川鵜にやられたのか、尾鰭の一部が欠けていた。



アマゴをリリースした後、一度車まで戻ってから、別のポイントを見て回った後、もう一度朝のポイントに戻り、瀬を渡って対岸の下流をやってみようと思った。しかし、そこには既に車が停まっており、これから準備を始めて川へ降りて行こうとする釣人の姿があった。

向こうも僕に気付いたらしく、どちらともなく挨拶をしたのだけれど、僕は彼の姿には見覚えがあった。あのブログのイラストレーターに間違いなかった。僕は彼のブログをいつも見ていることを話すと、彼は「少し一緒に釣ろうか」と言った。

それから1,2時間、僕と彼はその支流で一緒に釣りをした。ポイントからポイントへの移動中、彼の車に乗せてくれて、とても気さくに色々な話をしていただいた。「自分は自分の知っているポイントを他人に秘密にしておくのは好きじゃない」と、惜しげもなくポイントを教えてくれる彼は、イラストレーターとして高名な方でもあったが、僕の目には一人の釣人として懐の深い人と映った。

結局、彼と釣りをしたポイントは、既に先行者に攻められていたのか、一匹の魚も釣れなかったけれど、僕にとってこれまでの釣りの中では無かった貴重な時間を過ごせた。最後に、僕が入ろうとしていた朝のポイントの下流を少し釣って、彼は本流へ、僕はさらに下流へ行くために、そこで別れた。

「釣りは趣味でやっていた方がいい。」そう言った彼は、これから先もこの川で釣り続けるだろう。この川で釣りをしてれば、またいつか会えるかもしれない。


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午後は桂川の様子も見に行った。渇水でニジマス1匹しか釣れなかったが、藤の花が本流のいたるところで見られた。



Tackle
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC-600ULX
Reel:カーディナル33
Line:スーパートラウトアドバンスダブルクロス0.8号+リーダー1.5号
Lure:デンス50US, 蝦夷ファースト50SⅡ

by pioneerfield | 2010-05-15 23:42 | travel sketch | Trackback | Comments(6)
2010年 05月 12日

浜通り放釣記

ゴールデンウィークが明けた土曜。いつもとは違った景色で、そして新緑の中で釣りがしたくなり、僕は未だ訪れたことのない川を旅することにした。


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常磐道を通り、4時間を超えるドライブの末に辿り着くのは、福島県浜通りだ。解禁前から気になっていたエリアだが、東北と言えども常磐道を使えば関東からのアクセスも良く、プレッシャーも高い場所だとは聞いていた。前日の雨の影響だろうか、水はやや濁り気味である。

小手始めに道からのアクセスが良い川。ここでは、ヤマメとイワナがかなり警戒した泳ぎでミノーを追ってきたが、魚はぎりぎりまでミノーを追うか、かすかにミノーをついばむ程度だった。

折角来たのだからと、何本かの川を釣ることにした。どこもかしこも足跡だらけで、少し滅入ったけれど、新緑の渓流を釣り上がるのはそれだけでも気持ちがいい。これで釣れる魚が20センチではなく、尺に絡むヤマメが釣れてくればなお良いのだけれど、そんな都合の良い川などそうそう無いのは分かっている。


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夕方が近くなり、もう一河川入ってみることにした。さっきとは少し違い、幅の広い本流域。杉林を抜けると、良さそうな瀬に出た。最近の僕は何本かロッドを持ってきてはいるのだが、本流用のロッドを出すのが面倒で、5.1フィートのまま、本流も釣り下っている。ミノーもアップストリームで使う蝦夷ファーストモデル50SⅡを使う。確かに完全にダウンに、正面から流れを受けるように流すとバランスを崩しやすいミノーなので使いにくい面はあるが、ドリフト気味に流せば本流の強い流れでも対応可能だ。

入った瀬ではヤマメが積極的にミノーを追ってきた。26センチ前後のヤマメを数匹キャッチしたのだけれど、どうも尾鰭を見ると成魚放流らしかった。ヤマメに対してはサイズが良くてカッコいい魚が釣りたいと思っているので、少し残念ではある。

そこから下流には水深のある瀬が広がっていた。間違いなく魚は着いていそうだ。対岸のタルミにミノーを落とし、ドリフトさせながらトゥイッチを加える。流心にミノーが入り、そこから外れた瞬間、ティップが入った。

そこそこ良さそうな魚だ。手前にブッシュがあるので、短いロッドでは魚をコントロールしにくいので、腕を最大限に利用して何とか寄せてきた。

ネットに入ったのは尺を超えるイワナだった。浜通り、初めての川。今回はここまでの釣果。


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Tackle
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC-510ULX
Reel:カーディナル3
Line:スーパートラウトアドバンスダブルクロス0.8号+リーダー1.5号
Lure:蝦夷1stタイプⅡ、アレキサンドラ50HW

by pioneerfield | 2010-05-12 22:19 | travel sketch | Trackback | Comments(2)