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2015年 04月 30日

UWG #01 「長月、秋ヤマメ旅」

長月、秋ヤマメ旅
2012.09.07


9月のことは「長月」とも言うけれど、1ヶ月があっという間に終わってしまうように感じるのは僕だけではないと思う。8月が終盤に近づくと、川に立つことができる残りの回数を指折り数えるようになって、月が変われば「長月」は夏の暑さを残しながら、あっという間に過ぎ去ってしまう。

何年か前から、僕はこの時期に岩手へヤマメを釣りに行くようになった。ヤマメは別に岩手に行かなくても釣れるけれど、内陸の平野を流れるあの川で、あのヤマメが釣りたい。


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その川は、僕がこれまで訪れたどの川とも似ておらず、そして難しい。両岸のほとんどは葦に囲まれており、川底は砂と褐色の石でつくられている。本流ではあるが、銀化したヤマメは少なく、むしろ渓流のヤマメのパーマークを残した個体が多い。秋のこの時期に狙うのは、パーマークを残して婚姻色を浮き上がらせた尺上のヤマメだ。雄で鼻が落ちたヤマメならなおさらいい。

そんなヤマメは決して多くはないと思うけれど、この川は40センチを超すヤマメを育てる可能性が十分にある。去年の台風後、高かった水が収束していく中でラインを引きちぎっていった魚はそのサイズに近かったかもしれない。


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前々日の夕方に降った待望の雨は、瞬く間に川を茶褐色に濁らせ、水位を上げた。

雨が少なく過酷な夏だったのはこの岩手でも同様なようで、この雨が降るまではこの川の水はいつもより少なかった。釣れるヤマメと言えば20センチ以下ばかりで、時折良さそうなサイズがヒットしてきても揃えたように9寸だった。雨が降った次の日は濁りがまだ取れていなかったが、その日にランディングネットに収まったのは泣き尺。このヤマメに限らず、婚姻色が出ていない魚が多く、川の中はまだ夏の様相を残しているようだった。


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残り少ない日程に焦りを感じながら、水位が元に戻りつつある川を釣り下っていた。上空にはトンボが飛び交い、秋の訪れを告げていたが、川面を照らす日差しは夕方と言えども強く、少しでも影になる場所を探してミノーをキャストしていった。

陽が陰り始める頃、ここ数日間でまだ入っていない区間を下ることにした。直線になって流れた川が緩く右にカーブしており、その先は木々に囲まれて影になっている。河畔にある田圃の畦道で刈った草を燃やした煙が川面にわずかに立ちこめ、木々の隙間から漏れた光の筋を浮かび上がらせていた。

緩くカーブした先は広がった流れが絞られている。勢いを増した水は川底を掘り、茶色をした深場を作り出していた。流心の流速はありそうだが、流心から外れた右岸側の流れは緩い。ロッドの先のミノーはヘビーシンキングミノーにチェンジしてある。流れの緩い右岸側に着水させ、少し沈めてラインを流心に噛ませた。

数回のトゥイッチを入れた直後、ロッドティップが絞り込まれた。流心から離れた銀鱗はヤマメには違いないが、昨日まで釣ってきたサイズよりも明らかに良かった。ミノーのテールにつけたシングルフックがガッチリと刺さっているので、慎重に寄せてランディングネットに流し込んだ。


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今回の秋ヤマメ旅で手にした雄の尺上。32センチでは驚くほど大きなヤマメとは言えないけれど、厳つい表情と、わずかに浮かび上がった婚姻色が印象的だった一尾。

ようやく今年もこの川の、このヤマメに出会えた。

さらば、また来年!



Tackle Data
Rod » エキスパートカスタム EXC-560ULX
Reel » カーディナル3
Line » スーパートラウトアドバンス5lbs
Leader » アクロン フロロステルス3.5X
Lure » アレキサンドラ50HW

by pioneerfield | 2015-04-30 22:20 | Play Back UWG | Trackback | Comments(6)
2015年 04月 30日

Play Back "UWG"

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UNDER WATER GRAFFITI(UWG)は、全国各地のトラウトルアーフィッシングアングラーが釣行記を寄稿していたウェブマガジン。
釣行記が主体ということで読み物として面白く、渓流のシーズンになると毎回更新を楽しみにしていましたが、
残念ながら本日をもって閉鎖されることになったということです。

僕も何度か記事を投稿させて頂きましたが、このブログに書いた釣行記の転載ではつまらないと思い、
毎回毎回、時間をかけて文章を考えていました。
諸々の事情があると思うので閉鎖となってしまったのは仕方の無いことだとは思いますが、
せっかく書いた文章がWEB上から消えてしまうのも何だか勿体ないので、暇をみて徐々にこちらのブログに転載していきたいと思います。

ちなみにUWGでは「分かり易いハンドルネームで」ということだったので、「流旅人」という名前を使っていました。
お気づきの通り、このブログのタイトルを漢字にしただけです(笑)

by pioneerfield | 2015-04-30 22:08 | armchair troutist | Trackback | Comments(0)
2015年 04月 26日

季節が戻る

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山間の渓流の周辺では、山桜が満開だった。
自宅の周りでは既にずいぶん前に桜の花は散って、葉がぐんぐん伸び始めているのに、ここに来るとまるで季節が戻ったみたいだ。

今回は伊豆ではなく、山梨の峡東へ。
下道でも比較的短時間で行けることが分かってきたので、今年は伊豆と併せて通ってみる。

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水は冷たいから魚の追いも渋いだろうと思っていたら、早速アマゴが一尾。
結構速い動きでも食ってくるみたいだ。
小さいけれど、この川での記念すべき一匹目。

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続いて良いイワナが。
そこまで大きくはないけれど、斑点がくっきりした山のイワナ。
このあたりはアマゴとイワナの混生域らしい。

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しばらく進むと、再びイワナ。
何度か追わせて、ようやく掛けた。
今年はここぞ、という場所では粘る釣りをしている。

今回訪れた川は渓相もよく、入渓点も多いのでプレッシャーも高そうだ。
所々で県外ナンバーの車も停まっており、今日も釣り人が多いらしい。
水温が低いのが原因なのか、プレッシャーが高いのが原因なのかは分からないけれど、魚の追い方が結構微妙だ。
ミノーを追っては来るが、食うまでに至らないのが多い。

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天気も良くて川も綺麗でおまけに河岸の木々には花も咲いている。
渓流はこういう景色も楽しんで、写真に収めていくのも釣りのうち。

朝に釣ったイワナが最大で、その他は小型のアマゴやイワナが中心だけれど、魚の数は多い。
自作のミノーのみで釣り上がっていたけれど、これぐらいの河川規模なら一日通して使える。
岩にぶつけてテールのアイが潰れてきたのが気になるが・・・

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アマゴはこれが最大かな。良型のチェイスは見られなかった。

結局今回も夕方まで他の川にも行かずにこの川で過ごしてしまった。
車での移動時間が少なかったからか、今日も釣りしたな〜、という感覚だった。
山梨は良い川が多いから、まだまだ色々と旅してみよう。


Tackle
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC510ULX
Reel:カーディナル3BP
Line:スーパートラウトアドバンスVEP5lbs
Lure:試作ST3(S45mm)

by pioneerfield | 2015-04-26 19:17 | travel sketch | Trackback | Comments(8)
2015年 04月 18日

転戦

正午が近くなってきたにもかかわらず、魚を手にできていない。

今回は狩野川の下流部から釣りを開始し、本流を何か所か釣っていったのだが、
一度怪しいバイトらしきものがあった他は魚からの反応は無かった。
ポイント選びが悪いのか、釣り方が悪いのか、はたまた自作のミノーが悪いのか分からないけれど、本流の釣りが未だに苦手だな。

本流で反応が得られなかったので、支流にアップストリーム修行へ。
今日は先日降った雨の水の引き際なのか、支流も釣り人が多い。
ところが、いつもは必ずと言って良いほど誰かが入っているポイントに釣り人の姿が見えなかった。そこから釣り上がることに。

開始早々、20センチほどのアマゴが釣れたが撮影前に逃走。
この区間は水深があり水量も多いのでミノーの通し方が難しい。

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結構良い魚も入っているようで、続いてヒットしたのは25センチぐらい。
シングルフックを使っているせいか、なかなかフックに掛からない中で何とかキャッチ。
トレブルをセットすると明らかにミノーの動きが悪くなるので、どうしてもシングルで通したい。
今後色々なシングルフックを試してみるか。

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続いて9寸。これは成魚放流っぽいな。鰭は割と綺麗な方なので、
解禁当初に放流されて川に馴染んできている途中かもしれない。

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別の支流との合流点を越えると水量は少なくなり、釣れる魚も20センチ以下ばかりになってきた。
今日は久しぶりに天気が良い土曜なので、写真もよく映る。

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リリースしたアマゴがしばらく足元に居てくれたので、すかさずカメラに収める。
ちょっと見づらいけれど、背中の色は石の色と同じでまさに保護色。

今日は全体的には速い瀬に魚が入っているようで、緩い流れからは出てこなかった。
こういう状況だとアップの釣りだと食わせる場所が難しい。

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遡行してきた川はこんな雰囲気。辺りは春らしくなってきた。

そろそろ日も陰ってきたけれど、もう少し釣りをする時間があったので、
別の支流を少し釣り上がって、何匹か小さなアマゴをキャッチ。
川から上がって時間を見ると、6時を過ぎていた。

今日は暖かかったし、天気もよかったのでつい夢中になってギリギリの時間まで釣りをしてしまったな〜。
毎回こんな天気だとありがたいのだけどね。


Tackle
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC510ULX
Reel:カーディナル3BP
Line:スーパートラウトアドバンスVEP5lbs
Lure:試作ST3(S45mm)

by pioneerfield | 2015-04-18 23:10 | travel sketch | Trackback | Comments(6)
2015年 04月 11日

アップストリーム修行

今年はアップストリームの釣りが上手くなりたいので、今回も支流への釣行。
山梨か狩野川か迷ったけれど、ここのところ気温が低かったので、より水温が高そうな狩野川に決定。
今日も雨の予報だ。最近は土曜になると雨が降るのは常になっているようだ。

朝に入った支流では2回ほどアマゴらしきバイトがあったけれど、乗せられず。
その後釣り上がって行くが、渓相は良いのに魚の姿は皆無だったため川を変えることにした。

2番目に訪れたのは夏に良型が出る支流。
本命ポイントにはまだ魚が入っていない上に、水温が下がったせいか、積極的に追ってくる気配が無い。
それならば、と、魚が付いていそうなスポットへルアーをタイトに送り込む釣りへ。

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釣れたのは20センチ程度。
開けた川なのでやや銀化している。この後もう一尾同サイズをスプーンで追加した。

次に入った川はさらに支流。ここは流れがさらに細くなる。

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ヒットしたのは極小サイズのアマゴ。よくミノーに食ってきたものだと思うけれど、
このぐらいのアマゴがヒットするのは魚が再生産されている証拠。

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昨日から降った雨で水位が高いらしい。水も冷たいのでスプーン中心で釣り上がって行く。
が、思いのほかチェイスが少ない。

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何とかキャッチできたのは20センチほどだったが、綺麗な魚体。
この川はさっきの川と比べて開けていないので、パーマークがはっきり出ている。
こういうパーマークが残った尺オーバーが釣りたい。しかもアップの釣りで。

昼過ぎになったけれど、雨は止む気配はない。
次に入った支流でも期待は薄かったが、釣り上がり始めていきなり連続でヒット。
その反面フックに掛からなかったり、バラシも多い。

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水位が高くて流れが速いので、ミノーをドリフト気味に操作して緩い場所で食わせる。
何度もフックに掛けられず、ようやく手にできたのは8寸ほど。

これよりも大きな魚も掛けたのだが、残念ながらバラしてしまった。
この川には何故かイワナも生息しているので、イワナだったのかもしれない。

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今回は4.5cmの11番プロトが活躍。
これの後に作った別シェイプは個人的に好きな形だったけれど、
思ったよりも動きが良くなかったから、4.5cmはこっちをベースに最終調整かな。


Tackle
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC510ULX
Reel:カーディナル3BP
Line:スーパートラウトアドバンスVEP5lbs
Lure:試作ST3(S45mm)、蝦夷スプーン3.5g、5g

by pioneerfield | 2015-04-11 19:33 | travel sketch | Trackback | Comments(6)
2015年 04月 09日

製作継続中。

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去年の秋から真面目に作り始めて、今のところは投げ出さずに作り続けられています。
毎日、ちょっとずつでも先に進めていく製作スタイル(?)が良いのかもしれません。

今回も相変わらず4.5cmを2個ずつ・・・
進めていたはずが、なぜか完成は一緒になってしまいました。
今回もちゃんと泳いでくれますかね。

シェイプや顔の形状を若干変えながら作っています。
個人的にはシェイプは写真下二つが好みだけど、顔は上二つの方がいいな〜
次はこれのハイブリッドを作ってみますか。
あ、でも4.5cmはボックスの中に増えてきたので次は5cmのヘビーシンキングかな。

ちなみにヤマメカラーは塗装工程が多い・・・
次は楽なカラーを塗りたいと思います(笑)

by pioneerfield | 2015-04-09 22:56 | ST WORKS | Trackback | Comments(4)
2015年 04月 04日

甲斐渓流へ

去年から山梨の富士川水系の渓流にも何度か足を運んでいる。
狩野川の里川の雰囲気とは違った山岳渓流の渓相も多いので、今年も色々と訪れてみたい。

今回は前々から気になっていた峡東の渓流へ。
小さな川でアマゴが中心となるらしい。

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入渓して最初の落ち込みで早速一尾目。
初めて入る川では最初の一尾を釣るまでが不安だけれど、今回はあっさり釣れてしまった。
20センチ程度だけれど、綺麗なアマゴだ。

水温は低いわけではないけれど、まだ速い流れには魚が入っていないらしく、
流れの緩いヒラキを中心にミノーを撃ち込んでいく。

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パーマークが少なめのアマゴ。これも20センチ程度。
魚はどれも大きくはないが、ミノーは活発に追ってくる。

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堰堤と護岸が続く場所も多いけれど、大きな岩が多く、流れは複雑。
キャスティングとミノーの通し方に気を使う。
ところどころで深い場所もあるので、ドリフトも多用しながら一つのポイントに時間を掛けて攻めてみる。

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今回も45mmで通したが、今回のようにドリフトを多用する状況では使い勝手が良かった。
最新のプロトは間に合わなかったので次回、投入予定。
ヒラ打ちした時にもう少し横に倒れてくれればベターなのだが、なかなか狙った通りにはいかない。

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釣り上がって行くとアマゴの他にイワナも混じるようになってきた。
水深のある淵で何度もしつこくミノーを沈めて流すと、綺麗なイワナが食ってきた。
8寸程度だったけれど、アマゴも含めて本日釣った中では最大。

こういう淵では、反応が無いといつも数投で移動してしまうけれど、良い魚を釣るには粘りも釣りも必要なので今年の課題の一つだな。

釣れた魚は大きくはなかったけれど、コンスタントに釣れたので良い釣りだった。
山梨方面は川も多いので、今年は狩野川とあわせて通ってみたい。
山梨県内共通の年券もあるようなので購入しようかどうか迷い中・・・。


Tackle
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC510ULX
Reel:カーディナル3BP
Line:スーパートラウトアドバンスVEP5lbs
Lure:試作ST3(S45mm)、蝦夷スプーン5g

by pioneerfield | 2015-04-04 23:05 | travel sketch | Trackback | Comments(4)