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2019年 09月 15日

連戦

2日間の釣りの予定だったが、初日の朝に尺ヤマメをバラしてから、バラしが続いていた。
小さな沢に入っていき、最初の堰堤から少し下のちょっとした場所から40センチを超える魚が飛び出して来たが、足元で掛けたもののフックオフ。


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場所を変えてようやく小型のヤマメを釣ったけれど、その後に良型をヒットさせるもまたしてもバラしてしまい、1日目は煮え切らないままに終了してしまった。

2日目は初日に尺ヤマメをバラした場所からスタート。
さすがに2日目となるとヤマメの反応は無くなってしまったが、ミノーをボトムまで落としてトゥイッチを入れながら巻き上げてくると、ゆっくりと後ろから良型の魚が付いてきた。
すかさず、細かいピッチのトゥイッチを入れると、ロッドティップが押さえ込まれた。
首を振る巨大な魚体を見たとき、一瞬ドキッとしたけれど、すぐにレッドバンドが確認できた。レインボーだが、良い型だ。
慎重にやり取りを続けながら、ゆっくりと寄せてくる。ランディングネットには到底入るサイズではないので、浅い場所まで誘導してランディングした。


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傷ひとつない綺麗な魚体だ。ヒレもしっかりしている。流れがほとんどない淵だったから獲れたけれど、流れの中で掛けたら多分ラインブレイクしていたはず。
サイズは59センチ。ここの渓流域では最大級だろう。


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良型のヤマメは釣れなかったけれど、この川はいつも予想外の魚が出て楽しませてくれる。
今年は短期集中的に通ったが、ここに来るのはまた来年かな。



# by pioneerfield | 2019-09-15 23:16 | travel sketch
2019年 09月 07日

転戦の果て

いつもの通り、夜明け前にkouさんと待ち合わせて、大淵のポイントに入る。
先週よりもさらに水は落ちていて状況は良くはなっていないが、新しい遡上の群れが入ってきているかもしれない。
そんな期待を他所に、魚からの全く反応が得られず、下流へ移動する。
先週、良型が居た淵には尺ぐらいのヤマメが定位していたが、さらに追い方は悪くなっている。


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朝一に反応が得られないとその後は苦戦を強いられるのは前回と同様。
川を変え、転々としながら釣りを続けていくが、魚からの反応は渋い。
たまに反応があっても20センチに満たないヤマメばかりだった。

7月にkouさんと釣り上がった小渓流へ入ってみる。
釣り人の足跡はあったけれど、魚は残っているようだ。


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小さいながらも模様がくっきりしたイワナをキャッチ。
飛行姿勢が良く、狭いスポットでも良く泳いでくれる鱒mokuが使いやすい。
今日は鱒mokuに助けられる日だ。


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kouさんも鱒mokuで美しい色合いのヤマメをキャッチ。

その後上流に釣り進み、さらに本流との合流から釣り上がったりしたものの、魚からの反応は良くなかった。
別の川へ移動しても、時間的にはあと1箇所ぐらいだろう。
この周辺の川に通い慣れたkouさんからの提案で、川幅が少し広まった流域に移動してみることにした。

大淵が連続するポイントが続いている。
魚の活性は悪くはないようで、小さいながらもヤマメと、尺ぐらいのニジマスをなんの苦もなくキャッチできた。
上流にはさらに良さそうな流れが続いている。
淵への流れ込みから続いて流れが緩くなったあたりに大淵攻略用に自作したYM-2 5070をボトム付近まで落とし込む。
じっくりと流れを噛ませるように細かいトゥイッチを入れていると、明確なバイトがあり、ロッドが絞り込まれた。
ニジマスかと思ったけれど、ローリングする引きは間違いなく良型のヤマメだ。
手前に寄せてからもローリングをするのでヒヤヒヤしたけれど、なんとかランディングネットで掬った。


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パーマークが残っている。薄っすらと婚姻色が入っている雄ヤマメだ。


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尺を少し越えるぐらいかと思っていたけれど、測ってみると35センチもあった。
しかも体高がありコンディションが良さそうな魚体だ。


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鵜にやられたような傷があったが、全体的に綺麗な魚体だった。


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表情もいい。朝からの転戦の果てに手にした一尾だけに嬉しさはひとしおだった。
決して状況は良くない中で、この区域を選択したkouさんには感謝しかない。

またしても思い出に残る一尾に出会えた。
渓流のシーズンも終盤に近づいてきたけれど、最後まで楽しんでいこう。


Tackle
Rod:エキスパートカスタムEXC-510USL
Reel:カーディナル3BP
Line:G-SOUL X8 0.6号+グランドマックスFX1.5号
Lure:YM-1 5042、鱒moku 50S、YM-2 5070


# by pioneerfield | 2019-09-07 23:07 | travel sketch
2019年 08月 31日

シビア

期待の朝一の大渕からは魚は出てこず、水位も落ちているので魚の反応も明らかに悪そうだ。

先週魚がいた区間をひと通り攻めてみた。
1箇所、淵尻に良型のヤマメが居て、ミノーに反応があったけれど、長い距離を追ってくる感じではない。
6gのミノーをドリフトさせながら目の前を通したところ、アタックしてきたが、フッキングしなかった。

上流に移動する。
今年は上流も厳しそうだが、予想していた通り魚の反応は渋い。


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ようやく釣った魚は小さい。けれど物凄く綺麗な一尾。


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結局8寸クラスを釣るのが精一杯だった。
先週みたいに良いコンディションの時もあれば今回のように厳しい時があるのが初秋。

また1週間経つと状況は変わるかもしれないから、次に期待だな。



# by pioneerfield | 2019-08-31 23:09
2019年 08月 24日

快挙

kouさんとji_tsuさんと3人での釣行。

ji_tsuさんとは以前からブログを通じて交流があり、イベントで何度かお話をさせて頂いていたけれど、一緒に釣りをするのは初めてのこと。
朝、集合してから既に緩い感じで、ガツガツした釣りにならなそうなところに妙に安心感を憶えてしまう。

そんな中、今日はぜひji_tsuさんに釣ってもらおうという僕とkouさんの目論見をいとも簡単に実現してしまうのは流石だ。


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尺上33センチのヤマメを颯爽とキャッチする。
これでもう今日の釣りは目標を達成したようなもの。
あとは釣れても釣れなくても楽しむだけだ。

僕が先行させてもらい上流のポイントを攻めていると、下流からji_tsuさんの声がした。
見るとkouさんのロッドが限界までの弧を描いている。かなりの良型のようだ。

時間を掛けながら寄せてその魚体を見た時の3人の驚愕ぶりは言葉では表現できないほどだった。


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とにかく「凄い」という言葉しか出ないほど素晴らしいヤマメだ。
47センチというサイズも快挙だが、それ以上に完璧な魚体。


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今年は不調と言いながらもこの川に通い続けたkouさんが釣るべくして釣った一尾だ。
震える手での握手からkouさんの感動が伝わってきた。


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丁寧にリリースし、元の川へと還っていった。

今日はもうこれ以上の釣果は出なくても良いし、3人のうち2人が尺上、しかも一尾は規格外の魚だったから、
まだまともに魚をキャッチしていない僕も何故か安心してしまっていた。

場所を上流に移動し、ここのところ不調な区間を釣り上がって行く時も不思議と焦りはなく、殺気が出ていなかったのが良かったのかもしれない。
アップクロスで投げたウシワカにチェイスした魚が手前でバイトし、時間を掛けずにランディング。


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良いヤマメだ。
秋色が出はじめた雄。少し細身だけれど、鰭がしっかりしている。
パーマークも出ているし、釣った場所も申し分ないロケーション。


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サイズは33センチ。
3人が3人とも尺上のヤマメをキャッチできるとは、これも快挙だ。
何から何まで素晴らしき日。


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ji_tsuさんに撮ってもらった写真も素晴らしく、雰囲気が出ている!
まるで雑誌に掲載されたかの如くだ(笑)

この後、退渓点まで釣り上がって、少し早いけれど3人とも既に満足してしまっていたので早めに川から上がった。
夕食を取りながら釣り談義をしているとあっという間に時間が経ち、惜しまれながらも解散。

「初めて一緒に釣りをしたけれど、初めての感じがしない雰囲気。」
ji_tsuさんの言葉が嬉しかった。




# by pioneerfield | 2019-08-24 23:53 | travel sketch
2019年 08月 10日

避暑の釣り

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朝の気配がまだ残っているうちに平坦な瀬が続く流域を釣り上がる。
相変わらず小型のアマゴのチェイスが多く、大きくても8寸弱だけれど、状況は悪くはない。

今日は水深のある場所にヘビーシンキングを落として底付近を釣るというよりも、軽めのミノーで表層から中層を泳がしている方が良さそうだ。
最近はずっと重めのミノーばかり作っていたので、その中でも軽めの3.5gクラスのシンキングを選んで使ってみると好調だった。


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陽が高くなってきたら川を変えてさらに上流の小渓流へ。
木々に囲まれているので幾分かは釣りはしやすい。


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この区間は初めて入ったけれど、入渓点から良いアマゴが出てきて期待が高まった。
しかし進むにつれて魚の反応は薄れていく。原因はよくわからないけれど、ありがちなことだ。
小規模な川だが、割とよく知られているようで、特にこの時期は暑さを逃れて入る釣り人も多いのかもしれない。


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さらに上流へ移動すると、水温も少し低くなってくる。
朝からずっとスピニングを使っていたので、ベイトタックルに持ち替えよう。
まだ少し水が高いようなので、流れの中でも水を噛んでしっかりと泳いでくれるミノーをボックスの中からあれこれと探す。
午前中にYM-1 5035が好調だったので、こういう状況下ではシンドラーのウシワカが良いという話も聞いている。
その話通り、魚がよく反応する。夏らしいイワナも飛び出してきた。


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まだまだアマゴの魚影も濃いようで、グラスロッドをよく曲げてくれる。


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最後にパーマークがくっきりと出たアマゴを釣って今日の釣りを終了。
軽めのミノーもボックスに入れておきたいから、さっそく製作に取り掛かってみよう。


Tackle
(スピニング)
Rod:エキスパートカスタムEXC-510USL
Reel:カーディナル3BP
Line:G-SOUL X8 0.6号+グランドマックスFX1.5号
(ベイト)
Rod:パラゴンG500
Reel:カルカッタコンクエストBFS LEFT
Line:G-SOUL X8 0.6号+グランドマックスFX1.5号
Lure:YM-1 5035、YM-2 5060、ウシワカ50S、ボウイ42S


# by pioneerfield | 2019-08-10 23:50 | travel sketch