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2021年 08月 27日

トゥルーチューン

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ミノーが真っ直ぐに泳がなくなったらトゥルーチューンをして調整します。
真っ直ぐ泳がないことによるデメリットはルアーの軌道が曲がることは勿論、浮きやすくなるので狙ったレンジをキープできないことにもあります。
トゥイッチをし続ける釣り方だと気付きにくいかもしれませんが、こまめにチェックすることをお勧めします。

ちなみに左右に曲げるだけでなく、上下に曲げても動きが変わります。下に曲げてリップに近づけるとウォブリングが強くなります。使っていてもう少し水を噛ませたい時はぜひ試してみてください。

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フィールドでは普通のプライヤーで十分ですが、ワイヤーループプライヤーもあると便利です。

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アイを上下に曲げるときに重宝しますが、潰れたアイの形状を直すのにも使えます。

特にヘビーシンキングを使っているとキャストミスで岩に当たったときの衝撃も大きくなるもので、よくテールのアイが潰れてしまいますが、普通のプライヤーでは元の形状に戻すのは苦労します。

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ワイヤーループプライヤーで少しずつ曲げていくと元の円形に戻すことができます。コーティングが割れていたら接着剤などで補強します。



# by pioneerfield | 2021-08-27 00:16 | ST WORKS
2021年 08月 16日

久しぶりの更新

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このところ、インスタでの近況報告が多くなり、ブログの更新をサボっておりました。
釣果の方はどこかのタイミングでまとめて掲載するとして、今後、ブログの方では主にハンドメイドのちょっとしたことを備忘録的に書いていきたいと考えております。

さて、昨年秋からハイランダー5040、5060を横浜元町のエクスプローラーズさんで取り扱って頂いていますが、ミノーの説明を若干させて頂きたいと思います。
2種類とも5センチのウェイト違いで、フック、スプリットリング無しの状態で5040が約3.7g、5060が約6.0gです。バルサ製ですので、素材によりウェイトにはバラつきがあります。

コーティングは全てセルロース仕上げで、キャストの際に岩などにぶつけてしまったときの割れに対する耐久性を重視しました。

どちらもアップストリームの釣りで使うことを前提にしていますが、5060の方は強い流れにダウンで入れても飛び出しにくいので、小規模な本流の釣り下りでも多用しています。
バルサという浮力が強い素材を生かして動きのピッチを細かくし、PEラインを使ってロッドアクションを入れたときでも大きく動かず狙ったレンジから外れないコントロールのし易さを目指しました。
今年からシンキングPEにフロロカーボンのリーダーを組み合わせて使っていますが、ボトム付近のレンジをキープさせ易いので良いですね。

フックは#12のトレブルを使っています。PEを使うので細軸よりもやや太めのワイヤーの方が良い気がします。最近使った中ではがまかつのトレブルRB-Mが良かったです。

やはりルアーですので、外観のデザインだけでなく実用性にも長けているものを作り続けていきたいですね。
あとはもう少し多くの数を作れるようになれば良いのですが…
今後も試行錯誤していきたいと思います。



# by pioneerfield | 2021-08-16 20:08 | ST WORKS
2020年 12月 31日

2020年を振り返る。

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さて2020年も残りあとわずか。
今年はコロナの中、近場の川を中心に、夏からは時々北関東の川へ行っていました。
何度か行っていると、時折コンディションが良い時に川へ入ることができた時は良い釣果に恵まれました。


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まずは7月。水位が高くなったタイミングで32センチ。水深のある淵にハイランダー(プロト)を沈め、今年初の尺ヤマメに安堵。


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同じ日に少し上流のボサ下から出てきた尺ヤマメ。良い追い方をしてました。


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7月はさらに別の日に34センチの良型も。
雨が多かったせいか、水位が高い日に釣行日があたったのが幸運でした。

その後、8月は期待したほどの釣果はなく、9月へ。

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大雨が降った翌日の夕方。
大型のヤマメのスレ掛かりにラインを全て引き出されてしまい、釣友からナイロンの替えスプールを借りて再び同じポイントへ。
食ってきたのは37センチの良型の秋ヤマメ。
これが今年のベストフィッシュとなりました。

今年は大変な年でしたが、その中でも色々とご縁もあって雑誌に掲載して頂いたり、ミノーの販売を始めさせて頂いたりと、苦境の中でも充実していた一年でした。
年末になり、コロナ感染も急激に広がってきていますが、来年こそ思う存分釣りができる日が来ることを願っています。




# by pioneerfield | 2020-12-31 18:08 | armchair troutist
2020年 11月 30日

秋の釣り

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今年の11月は久し振りに芦ノ湖に立ち込んでいました。
狙いはブラウンだけど、朝マズメの2、3時間ぐらい釣って早々に帰宅する、いわゆる「朝練」。
昼前には帰宅できるのでルアー製作の時間も取ることができ、なかなか良いスタイルでした。

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で、釣果の方はというと、通い出した初日の5投目ぐらいで難なくブラウンをキャッチ。
幸先の良いスタートを切れましたが、その後は禁漁までひたすらノーバイトで終了。
さすが秋の芦ノ湖といった感じでした。

ちなみにウェーディングしていると結構良いサイズのバスが回遊してくるので、これはこれで狙ってみたら面白そう。
来年は昼過ぎまで渓流をやって、夕方から芦ノ湖でバス狙いというのも良さそうですね。




# by pioneerfield | 2020-11-30 23:14 | travel sketch
2020年 10月 15日

ヤマメに近づく。

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本日発売の「鱒の森」No.60。

既にご覧になった方も多いと思いますが、ハンドメイドミノーによるホームリバーでの普段の釣りを紹介していただきました。

魚を見つけるのが難しかった今シーズンでしたが、なんとか良いヤマメを手にでき、
そして天気も良く素晴らしい写真をたくさん撮っていただき感無量です。

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さて、ただ今鋭意制作中のハイランダー(Highlander)。

ハイランダーとは、元々はスコットランド北部のハイランド地方の住民を意味する言葉ですが、
「高地の住人」であるヤマメやアマゴをイメージして名付けました。
あとはまあ、ルアーの名前には制作者の名前が入ってることが多いので、これは有りかな、と(笑)

これを機にブランド名も考えようとも思いましたが、せっかく長年続けてきたブログなので、
ストリームトラベラーワークス(ST WORKS)と、ブログ名とこのカテゴリをそのまま使うことにしました。

ミノーを作り始めてから色々なご縁に恵まれて、今回このような機会を頂いたことに感謝してもしきれません。
これからも宜しくお願いいたします。



# by pioneerfield | 2020-10-15 22:07 | ST WORKS