未だ行ったことのない川への旅路。
週末は木曽の山岳渓流へ。新たな冒険の始まりだ。
美しい山と森に清冽な水が流れている。
その上、空気はカラっとして清々しい。
この日は台風による大雨のおかげで水位が高いようだ。
遡行が困難な場所がいくつもあるが、急流の中から現れる渓魚はどれも健康的だ。
渓相的にイワナが多い印象だが、小さいながらもアマゴの魚影も多く、
山岳渓流の雰囲気の中でアマゴが釣れるということがまた良い。
ちなみ木曽ではアマゴは「タナビラ」と呼ばれている。
水に手を浸けると驚くほど冷たく、長時間手を入れていることができない。
そんな中でも瀬からはアマゴが飛び出てくる。
このアマゴは頭まで朱点が散りばめられていた。
同じ川でもう一匹。
イワナの魚影も濃く、最大で8寸程度だったが積極的にミノーを追ってきた。
写真を撮る前に逃げ出したりと、なかなかフレームに収まらなかった。
尺越えのイワナも何回かチェイスがあったけれど、残念ながら掛けることはできなかった。
御岳にはまだ雪が残っていた。
周りを見渡すと他にも木曽駒ヶ岳などの名峰がいくつも連なっていた。
良い山がたくさんあるから、良い水が流れていて、良い魚を育んでいる。
登ってみたい山がまた増えた。
何度でも通いたい場所だ。
もうすぐ暑くなってくるだろうけど、今年の夏の週末は
木曽の山岳渓流をウェットゲータースタイルで釣り上がってみたい。