温暖な伊豆でも2月半ばに降った雪の量は多かったようで、まだそこかしこに除雪の跡が残されていた。
予報では雨が降るそうで、気温の上昇も見込めない。
本流は午後に入ることにして、枯れた葦を掻き分けて支流に入った。
水温は10度を切るぐらいだ。この水温なら十分アップストリームのミノーイングでいけるだろう。
ただし流速の遅いヒラキを中心にルアーを流していく。
去年の秋のキャスティングの感覚を一つ一つ思い出しながらミノーを踊らせていると早速一尾目が食ってきた。
最初の魚は放流魚のようだ。
今日は解禁日ということもあるので放流魚が中心になるだろうけれど、できれば越冬した鰭の綺麗なアマゴも釣りたい。
所々で反応はあるけれど、なかなかフッキングまでには至らない。釣り上がるうちに徐々に反応は薄れてきたところをみると、放流魚が固まっていたようだ。
丁寧に探っていたから、一区間を釣り上がるまで時間を要した。そろそろこの支流を上がろうとした頃に小さいながらもチェイスがあり、二投目でヒットした。
20センチに満たないけれど、冬を生き抜いた魚のようだ。
活性はまだ若干低いらしくミノーの追い方も活発ではないが、数週間もすれば良くなってくるだろう。
そろそろ本流の下流に入ってみよう。下流は放流があまりなされていないからチェイスの数が少ないが、
しかしその反面、釣れれば良い魚が多い、
前日に降った雨の影響なのか、濁りが入っている。しかも解禁日というだけあって釣り人も多い。
一通り去年回った場所を見て回ったが、そこかしこで護岸工事が行われており、川の流れがかなり変わってる。
昨年の3月に尺アマゴを釣った場所も無くなっていた。
そんな中でヒットしたのは銀化したアマゴ。これも20センチ程度だが、背鰭の先端が黒ずんでいるところを見るとこれから海に下るシラメだろうか。
午後になって水温は若干上がり、11度を表示していた。この水温なら流れの緩い瀬で出そうだったけれど
チェイスが一度と薄いバイトが1回あったのみだった。
夕方まで下流域を釣っていたが、最後に少し支流の釣りをやりたくなったので上流まで移動して細い流れに入っていくことにした。
辺りは薄暗くなってきたので釣りができる時間もあと少しだったが、最後にディープダイバーにヒットした。
これも越冬個体のようだ。まだ錆が残っており、細身の魚体だった。
今年の秋には逞しいアマゴになって再びヒットしてくれることを期待してリリース。
さあ今年も始まった。濃い7ヶ月を過ごそう!
Tackle
(支流)
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC510ULX
Reel:カーディナル3
Line:スーパートラウトアドバンスVEP 5lbs
(本流)
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC600ULX
Reel:セルテート2004CH
Line:ダブルクロス 0.8号+ナイロンリーダー1.5号
Lure:ボウイ50S, バルサ蝦夷45S, 山夷50SⅡ