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2014年 10月 18日

最後の渓

今年も渓流の季節が終わろうとしている。

例年であれば渓流の道具は仕舞い込んで湖の準備を始めるのだけれど、今年はまだ少し名残惜しい感じがする。
幸い、伊豆には10月一杯まで釣りができる河川がいくつか残されていることだし、今年最後の渓へ行ってみることにしよう。

行く川は決まっていた。
以前、同じくこの時期に訪れたことがある川。
夕方に8寸ぐらいのアマゴが釣れた他は全体的にサイズが小さいけれど、綺麗な魚が多いところだ。

朝、現地に到着して川に下れそうな橋を見つけて早速釣りを始める。
流程が短い小河川なので水量は少なく、川幅も狭い。
入った場所は下流の方だから、徐々に釣り上がって行けばアマゴの反応が得られるかもしれない。

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意外にも最初の1投目で釣れた。
8寸ぐらいだったが、20センチ以下が中心だと思っていたので、意外なサイズだ。
まあ、河川規模からすればこれが今日の最大サイズかもな。

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その後も小さいながらもコンスタントにヒットしてくる。
この時期に釣りが出来るだけで十分だったので釣果にはあまり期待していなかったから、嬉しい誤算だ。
連続して小堰堤が続いており、こういう河川だから堰堤下はやはりじっくり攻めたい。

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堰堤下は最近多用する蝦夷50SⅡを沈めてボトム近くを狙う。
と、良い魚も残っていたようだ。ちょっと細めだけど、9寸ぐらいのアマゴ。
朝一で釣れたのが最大サイズかと思っていたけれど、こんな良い魚もいるとは。

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それにしてもここのアマゴはサビが濃く出ていない個体が多くて、まだ夏の魚みたいだ。
特に尾鰭の赤が濃い魚が多いのが特徴。

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陽が出てきたからか、釣り人が入渓しやすい場所を通り過ぎたからかは分からないが
途端に魚の反応がまばらになった。
それでも水深のある堰堤を丹念に探っていけば、まだ反応はある。
これも25センチぐらいの良いアマゴだ。

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上流に行くにつれて魚のサイズは小さくなってきたが、パーマークも、鰭もいい。
護岸されている箇所が多い川だけど、水も綺麗でこういったアマゴや鮎が生息している川は貴重だ。
水量が少ないから魚の警戒心も高いようで、釣りは難しいけれど技術を磨くにはもってこいだ。

さらに上流へ進むと山岳渓流のようになってきて、魚のサイズはさらに小さく、反応もさらにまばらになってきた。
このまま釣り上がっても良さそうだが、適当なところで切り上げて釣りを終え、川を下った。

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今年の渓流はこれで終了。

今年も、今まで行ったことがなかった川も含めて色々な地域の色々な川で釣りをした。
そこで出会った方々と、魚たちに感謝ですね。


Tackle
Rod:エキスパートカスタムボロンEXC510ULX
Reel:カーディナル3BP
Line:スーパートラウトアドバンスVEP5lbs+フロロステルス3.5X
Lure:ボウイ50S、蝦夷50SⅡ

by pioneerfield | 2014-10-18 23:22 | travel sketch


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